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ペットのバーゲン
19日新聞の投稿を読みました。

新春初売りやセールで様々なものが安くなるこの季節。
売り場でガラスケースに「30%オフ」と貼られたペット達を見て立ち止った。
命の値引きの光景とそれを囲むお客さん達に違和感を覚えた。
飼い主を選べず値引きされたペットがお客の前で尾をふる光景は
まるでSF映画の中で宇宙人に征服され、
おりに閉じ込められた人間を連想させた。

と言う投稿です。

巷には命に「セール」「○○パーセントオフ」等と
何の配慮も無い言葉で物扱いをするペットショップがかなり多いのが目につきます。
インターネット上でも子犬繁殖場のサイトに「初売り」と言う言葉が書かれていました。
当事者にしてみたら別に違和感も無く売れれば良いのですから
人呼びでこのように[命の初売り」を唱っているのでしょう。
しかし心ある消費者「購入者」はそのような所から子犬など買いません。
日本の動物業者のレベルの低さは恥ずかしいものがあります。
無理な繁殖を繰り返しボロボロにされた母犬達は悲惨な最後を迎えています。
命がけで子犬を産み1カ月ぐらいで取り上げられ栄養状態も満足でないまま
次のシーズンにまた妊娠させられます。
檻に入れっぱなし、運動もさせず生きている尊厳もありません。
このような商売があること自体おかしいと思いませんか?
ポリシーを持ってきちんと繁殖をしている人こそ
「ブリーダー」として言う事が出来るのです。
そして犬の繁殖は採算が取れる商売ではないはずなのです。
日本も「店頭販売」は廃止し子犬を飼いたい人は
真のブリーダーの元を訪問し飼い方、その犬の習性等話を聞いてから
譲ってもらえるような体制になるべきなのです。
あちこちで「子犬繁殖場」が崩壊して来ている現在。
犬猫を食い物にしている商売はそろそろ下降線に向かっています。
いつの日か「子犬繁殖場」が存在しない日が来る事を切望します。
[2014/01/20 10:10] | 命の現場 | page top
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