19年前、駅前で保護したミックス犬のチロが今朝天国の友達犬の元に旅たちました。
後足が麻痺しそのうち前足も麻痺し歩けなくなって寝たきり状態の1年半でした。 この子に多くの保護犬、保護猫達が面倒を看てもらいました。猫嫌いだったのに目が開いたばかりの乳飲み子猫を保護したとき、子猫が母親と思いチロのお腹の中にお乳を吸いに入っていったとき、何を思ったのか、大切にお腹のしたに入れて温めだしました。 それから毎日子猫がケージから出ると「どこをくわえようかな?」言うように柔らかく尾を口にはさみ、ケージに戻します。チロは散歩も行かず子猫を私が出すと、「返して」と言うようにもう必死で抱えてしまいました。 その子猫が里子に出たとき1ヶ月は車の中、預かって頂いた家、など可哀想なくらい探していました。こんなに母性愛が強いとは思いませんでした。 ホームレスの人が連れ歩き無理やり口を開けられお酒を飲まされていたり、後足を持たれて逆さまにぶら下げられていたり、それでも6ヶ月のチロにはご飯をくれる飼い主だったのでしょう。見かねて連れ帰ってきたとき私は4ヶ月前にシーズーのロリーをなくし2度と犬は飼わないと思っていました。しかし人間は不思議ですね。毎日世話をしなければならない対照がいると愛犬を亡くした悲しみが自然と良い思い出になっていきました。 それからチロとの保護活動が始まりました。お見合いに我家に来られた沢山の方達にも可愛がって頂いたチロ。皆様にもチロからお礼を言っていると思います。昨晩10日間も何も飲まず食わずで骨皮になり声も出なくなった状態で私の帰りを待っていてくれました。何度か口をもぐもぐして何かを言っているようでした。「これからもがんばってね」と言われたような気がします。目が乾燥していたのにチロの目頭から涙が流れていました。チロ長い間ありがとう。 |
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