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神栖市Y高校の犬
2年半前神栖市で「首輪キャンペーン」を行った時に、
帰りに伺ったY高校の校庭の離れた隅に壊れた犬小屋が置かれた囲いの中に
1匹の犬が入れられていました。
全身ダニ、ノミだらけ。水もエサも無い、
なぜか猫缶のふたが散乱し、日陰も無い所にいた犬。
人恋しいのかフェンス越しにすり寄ってきました。
高校の生徒達に「あそこにいる犬は誰がお世話しているの?」と聞いても
「エサやりに来てる人がいる、他の2匹は校庭に放し飼いしてるよ」と言われました。
まるで犬達の事は気にもしていない様子。


その時駐車場に来られた1人の先生に
「神栖は犬の放し飼いがとても多く
処分される犬が茨城は日本一多いんです」とお話ししました。

「そうなんですか、現実を生徒たちにも伝えます」と言われました。
「学校に放し飼いされている2匹の犬達に
この首輪をつけて繋いでください」とお願いしました。


あれから2年余り。
あの高校の犬の事がずっと気になっていましたが
今日推進員のMさんから嬉しいお知らせを頂きました。

「当時檻の中に入れられていた犬は校長先生のご自宅に引き取られ
不妊手術も、登録もして飼われています。
そして生徒達も生き物同好会を作り
放し飼いされていた2匹の犬ラブとチャッピーは
前の犬がいた囲いの中でシャンプーも掃除もし
お世話をし綺麗に飼われています」と言う事でした。

「捨て犬の町」と言われている現地の高校生達が見本になるような飼育を始めて下さった事、
小さな変化ですが、ものすごく大きな成果です。嬉しいですね。
屋根も穴があいていたプラスティックの犬小屋が新しい木製の犬小屋に代わり、
排泄物も無く綺麗に掃除もされた檻の中、
毎日生徒たちが犬達に心をかけてお世話をしているとのこと。
このように地域から変わっていく事が
いずれ飼い主のモラル向上にと繋がることと信じています。
1歩1歩ですが進んでいかなければ。皆さま応援してくださいね。

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[2013/06/29 05:50] | 首輪キャンペーン | page top
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