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手術は大成功
昨年3月1日に捨て犬のメッカである神栖市で収容された
マルチーズ×シーズーの「つぐみちゃんD903」はものすごい汚さで、
かなりのフィラリアに感染していました。
しかし症状もなく元気に生活して12月のクリスマスに里親様の元にお嫁入りいたしました。

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ただ私はこの子に何か起きたらご迷惑をかけてしまうのではと里子に出すことを迷いました。
しかし里親様のN様は全てを受け入れ
「もう手放せません、この子は私の天使です」と熱望にして下さいました。
本当につぐみちゃんは誰にでも微笑み、
あんなに汚くされても人間に対して本当に純粋に慕ってくれる健気な子です。
犬嫌いの人をも「犬好き」に変えてえてしまうほどのオーラーを持っている子でした。

しかし今週月曜日心配していた事が起きてしまいました。
酷い咳が出だし、見ていただいていたR動物病院の先生の機転で
すぐに「高度医療センター」の予約を取ってくださり、入院する事が出来ました。
もう1週間遅かったら死亡していたそうです。

そして今日午後2時半から4時間にわたる手術を
副院長先生の執刀で頸動脈からカンシを入れていき12匹の成虫をつり出しました。
強く挟むと虫が切れてしまうので慎重に取り出したそうです。
ただ1匹の虫が取れなかった事を残念に思われていたそうですが、
これ以上時間をかける事が出来ないため諦めたそうです。
普通は全部は取れません。
あの小さな心臓に糸のような虫が12匹もとぐろ巻いていたのですから、
かなり苦しかった事でしょう。

この医療センターでは大学病院も比でない高度な医療機器、
一流の先生方、多くのスタッフと万全の態勢で手術を受ける事が出来ました。
麻酔が覚めてつぐみちゃんに会って来られたN様は
「つぐみちゃん先生にお礼を言いなさい」というと尾をふり元気にしていたそうです。
よく頑張ってくれました。
そしてつぐみのお母様になってくださいましたN様、
助けてくださって心よりお礼申し上げます。
この子は絶対に死なせたくありませんでした。
なんとかこの病気を治してあげたかった。
そしてつぐみを心配してくださった多くの方の熱い思いが伝わったのだと思います。

もし万が一の事がつぐみに起きたら、
里親様のN様が立ち直れないのではと思うほど
つぐみちゃんを慈しんでくださっていました。
その事も本当に良かったと思っています。
これから先ずっと幸せに長生き出来るでしょう。
来週月曜日に退院予定です。
神様、有難うございました。
[2013/04/26 05:33] | お知らせ お願い お礼等 | page top
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