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愛護団体の譲渡介入について
茨城県動物指導センターにて行っている県民の
「貰い手を探している飼い主」と「飼いたい方」のコンタクトをするための
「情報バンク」を今年度で廃止する事になりました。
確かに双方のみで譲渡をすることは「不妊去勢手術の実施」等が
確実に実施できない事等のデメリットから処分頭数を減らすために
このシステムを廃止し愛護団体が行っている譲渡会に受け入れが
可能かの話し合いの場を設定していただきました。

「あにまるさぽーときずな」様、
「しっぽの仲間」様、
「アニマルハートレスキュー」様、
「NPOアウス」様、
そして当会の5団体が集まりまた。

しかし茨城の愛護団体様はセンターに入る前の犬猫の引き取りが多く
これ以上協力が出来ないとのこと。
また当会の譲渡会場は茨城県の飼い主、希望者様がまず東京まで来る事は皆無と思われます。
しかし少しでも産ませてしまった飼い主を啓蒙する観点から
「相談電話」の受け付けは当会は可能と言いました。
かなりの条件をクリア―した飼い主のみとなりますから、
捨ててしまうような飼い主は連れてくるはずはありません。
やはり地元で活動していらっしゃる愛護団体、個人の方の活動にかかってくると思います。

やはり茨城は「日本1処分頭数が多い県」という現状を変える事はかなり困難な状態です。
でも「出来ない」と言ってしまえばそれで終わりですから
今後もアイディアを出していこうと思っています。



あと「ふれあい事業に衰弱の激しい子犬を使わない成犬を連れて行くようにしてほしい」と言う
当会の要望は今回「成犬を躾して連れて行く」と言う方向で始めて下さいました。
3匹の子がスタンバイを始めました。
少しずつでもセンター長様も改善して下さり
センターの状況も良い方向に動いて来ている事は有難く思います。

また茨城の改善は、推進員のレベル向上も必要です。
犬猫の飼育、しつけ等の専門家を講師に呼び「講習会」を開く事も要望いたしました。
それでも何年かかるか分からない長い道のりですが諦めずに取り組んで行こうと思います。



今日はセッター「メス」の子を引き取りました。
大人しく遠慮がちな良い子です
。帰ろうと思ったところお世話のおじさんが「白い犬オスメス見た?」と聞かれ
「見ていないけど」と言うと「可愛い良い子なんだ」と言うので再度収容房に。
サモエドハーフのような笑顔の優しい兄妹犬です。
また今日で期限が切れる黒い洋犬ミックスの雌の子も
「この子も可愛い子だよ」とおじさんが手をかざすと
「お手」をしている姿に無理して処分を止めてしまいました。
皆さま3匹の子の「里親様」または「お預」の御協力お願い致します。
2013-2-27-1.jpg
命をつないであげて下さい。





追記
PS.愛護団体で大変な保護をしていらっしゃる団体様は
茨城の現状に諦めと嫌気を持たれている方もいらして
「全頭安楽死」の方向で話を進めている団体様もあるようです。
全頭処分してしまえば「保護」も「譲渡」の煩わしさもありません。

しかし動物達の立場で考えたらどの子も殺される事など希望している子1匹もいません。
動物は自分がどんな環境に置かれても生きぬこうと言う本能を持っています。
少しでも「延命を」と言う環境省の推進もやっと「団体譲渡」と言うレベルまでたどり着きました。
全頭処分ならまた20年前当会が初めて「譲渡推進」を掲げて活動してきた道のりは
逆走してしまう事になります。
前を向いて進んでいく事がいかに大切な事か
どうぞ茨城県で活動されていらっしゃる団体様、個人の方、
推進員の方「気持ちを1つにして」頑張って行きましょう。



2013-3-6追記
「茨城の全頭安楽死とした意味」
茨城県の団体様が「全頭処分」の方向で動いていると掲載した意味の取り方が誤解をしていました。
センターの子を出来るだけ譲渡をしてもらい残ってしまい
ガス室での処分になる犬猫を「麻酔薬による安楽死」を
全頭出来ないかと言う事を要望されているそうです。
それは1匹ずつ委託業者の方が麻酔薬を飲ませて
ガスに入れる作業で大変な事になるのではないでしょうか?
ただそれが出来れば動物にとっては恐怖、苦しみも無く天国に行かれると思います。
処分の方法もこれから検討していかなければならない課題と思いますが、
何とか収容頭数を減らすこと、
また返還される犬猫が増える事を並行して考えていかなければならないと思います。
期限が来たらすぐに処分と言うコースを
少しでも延長と言う形で残すことは出来ないでしょうか?
今日も期限が過ぎていた犬を救いたいと言うスタッフがセンターに連絡を入れましたが、
すでに昨日処分されていました。
頭数が多く保護しておく事が出来ない状態で仕方ないのでしょうが
残す事も優先して頂ければと願っています。
[2013/02/28 04:21] | 動物収容センター | page top
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