TopRSS管理
自治体によるペットの安楽死
今朝の朝日新聞をご覧になられた方も多くいらっしゃると思いますが、
毎年20万匹の犬猫が無責任な飼い主のために自治体で処分されています。
全国で9割が「二酸化炭素」による窒息死です。
安楽死という言葉では到底言い表すことは出来ない処分。
恐怖の中、ガスの操作が適切でなければ死ぬまでに時間がかかり相当苦しむと言う事です。

以前こんなことがありました。
ある自治体でこの方式で処分を始めたところ、
ガスが薄くて多くの犬達が半殺し状態で苦しみもがき、
慌ててガスを濃くして注入した事があるとのこと。
また1匹ずつ聴診器で心停止したかの確認はしてませんので
充分にガスを吸えなかった動物はまだ心臓が動いている状態で
焼却炉に落とされていることもあります。

このように決して「安楽死」ではないやり方を多くの自治体では行っています。
収容頭数が少なくなれば麻酔薬を飲ませ1匹ずつ苦しみ、
恐怖を減らしてあげることも出来ます。

しかし当会が入っている日本一最多の処分数「年間4000匹」の
茨城県では到底考えられない事です。
ただ小さな子犬は麻酔薬を飲ませてからガス室に入れていますが、
お薬を飲んだばかりの子犬が声を上げてもがいている姿を見たことがあります。
結構長い間聞こえてきました。
寸前まで元気に生きている命が断たれるのですから当然でしょう。
職員の方の心痛も大きいと思います。

しかし少し大きくなった子犬はそこまでの対応が出来ません。
新聞に「下関市」では
年間犬400匹、猫1350匹を「麻酔ガス」による処分を導入したそうです。
檻に入れられた犬は30秒後にうつぶせ、そのまま意識消失、呼吸が停止したと。
少しでも動物に苦しみを与えないことがせめてもの償いであると
センター長さんのお言葉でした。
本当にそうだと思います。
1日も早く処分と言うことが行われることが無い日が来ることを、
そして最後のお見送りが苦しみが無いことを願っています。

飼い主1人1人の無責任さが起こしている「処分」。
処分するセンターを批判する人もいますが、一番悪いのは飼い主です。
昨日も今日も明日も、毎日この苦しみを与えらえている犬猫「今は家畜達も」の処分は続いています。
動物を飼うことの責任重大さを良く認識していただきたいと思います。
「飼ったら最後まで飼う]「不妊去勢手術を受けさせる」。
飼い主としての最低限の責任です。




※参考動画 焼却炉へ転落


[2011/10/05 11:55] | 動物収容センター | page top
| ホーム |