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茨城県動物指導センターに行ってきました
東日本大震災から明日で3カ月目の今日、
また地震が起きる可能性のある時期に茨城へ向かうことは非常に不安でしたが、
頑張ってIさんと行ってきました。

「月曜日処分」と言う目のきれいな緊急募集のオスの子は
飼い主らしい人が出たそうですが、結局来なかったということで、
何度も檻を移動し最終部屋に入った時に、私が処分を止めて譲渡希望を出しました。
それでまた個室に入り、それから急に元気が無くなりたった2日で亡くなってしまったそうです。
とても人懐こい子で、呼べばすぐに尾をふり寄ってくる良い子だったそうです。
残念でなりません。

あと子犬姉妹犬の1匹は血便、おう吐で死亡してしまいましたが、
今日引き取りました片方の子は一度具合が悪くなっても
何とか立ち直り食べ始めたそうです。
人懐こくてニコニコした可愛い子です。
亡くなった姉妹の分も幸せにならなくては。

あと黒いプードルとテリアハーフのような男の子は
「お座り」「お手」と言うとちゃんとしてくれました。
去勢手術も済んでいましたが飼い主は来ませんでした。

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そして何とかこのウイルスを防ぐ事が出来ないか、考えました。
収容房の中全部を消毒するだけの薬を当会では負担は出来ませんので、
とりあえず譲渡希望を出した犬の檻、空中、周りに
「バイオチャレンジ」と言う消毒薬をスプレーしておくために預けてきました。
毎日そこだけでもスプレーしてもらうよう職員の方にもお願いし、
快く引き受けてくださいました。

21年度も不名誉な「茨城県は処分頭数ワースト1」と言う肩書を貰ったそうです。
しかし「何とかこの状態を改善出来るようにダメ元でいろいろ試してみましょう」と、
センター長さんにもお願いをしてきました。
このやり方をずっと続けていたら、助けられる犬達も皆その前に死亡してしまいます。

帰るときに男の人が持ってきた箱。
ガムテープで段ボールの上も横の穴も全て塞がれて
「黒猫」と書かれた紙が貼って置かれていたと持ってきました。
あの地震の日も畑にダンボールにガムテープが巻かれ
生まれたばかりの子猫が7-8匹入って捨てられていたと
女性の方がセンターに持ってきました。
茨城県の飼い主は犬猫の子供が生まれると
このように窒息死するような形で遺棄するのが日常行われている事なのでしょうか?
生きている命をこのように扱う人間がいることは事実です。
いつの日か全ての動物にも本当の安らぎと幸せな日々が来ることを切に望みます。
それまで私たちの活動は終わることが無いでしょう。
[2011/06/10 15:35] | 動物収容センター | page top
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