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虐待されていた猫ちゃん
ある方より、虐待されていた猫を引き取ったというメールを頂きました。
お会いしお話を聞きました処、用事でその飼い主の家に行ったとき前足を上げて曲がったまま1匹の猫が助けを求めるようにいざって玄関まで出て来たそうです。頸椎損傷らしく前足が動きません。後ろ足は筋肉も落ち、かなり細くなっています。

動けないのでダンボールに入れられたまま、そこで排泄をするので糞尿まみれになっていたそうです。虐待をする現場を見ているおばあさんは「前足を左右にグーッと伸ばして押さえつけその上に重い物を乗せてずっと動けないようにしている」そうです。

また投げられたか、床に叩きつけられていたか分かりませんが、もうこの子は歩けません。獣医さんに見ていただいたところ、骨折ではなく脊髄損傷とのこと。必死で玄関まで助けを求めて来たのでしょう。この男は今現在1人暮らし。この猫ちゃんもインターネットの里親募集で貰ったそうです。

そしてもう1匹いるらしいのですが、その猫ちゃんは飼い主に乱暴にされると「ヒー」と言って怒るそうです。猫は飼い主にスリスリしてくるのに、ヒーッと言って怒るということは、どれだけ毎日ひどい事をされてきているのかが伺えます。自分のイライラやストレスを弱い立場の動物に当たりちらし、それを楽しんでいる人間がいること事体、許される事ではありません。

警察に写真を見せても多分動いては貰えないと思います。インターネットで簡単に手に入れてしまうこの現状を本当に考え直さなければなりません。虐待目的で応募してくる人間は沢山います。犬は暴力をふるうと咬まれる事があるため無抵抗な猫たちをターゲットにしている卑劣な人間がいるのです。


皆さま、このような人間には充分に気をつけて、犬猫を新しい飼い主様のもとに届けてあげてください。大事に保護し手放した揚句、陰でこのような虐待を受けている犬猫達がいる事を再度、認識を新たにして下さい。そしてまたどこからかこのような人間は猫を手に入れてくるかもしれません。まずもう1匹の子を救出してから、現場を見たおばあさんが警察で証言して下さればいいのですが、嫌がるでしょう。なかなか「動物虐待」で訴えることは難しいのです。
[2010/06/11 05:54] | 放棄・虐待 | page top
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