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この記事は誤りです

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朝日新聞デジタルにリツイートされた5月の記事について誤解を生じる文面であるため皆様にお知らせいたします。「譲渡不適切と判定された犬もトレーニングして譲渡に結び付け、殺処分0を達成した」全国最多からゼロへ実をむすび。。。




この文面は現実を知らない記者が上辺だけの取材で掲載したことのようです。前回も「過密になっている収容犬」の記事をブログに掲載致しました。収容犬の中には「譲渡不可」と判定される犬がかなり多くそれを全部トレーニングをし譲渡に結び付け「殺処分0」にしたと言う誤解を生じる内容に対し説明致します。そうでしょうか?

多くの愛護団体様が譲渡不可と判定されてもかなりの時間をかけ環境を変えることで犬の精神的状態に変化が起き「譲渡に結び付ける」努力をしているからなのです。センターでトレーニングをして譲渡に結び付けた為「殺処分0」になったわけではありません。愛護団体も「譲渡不可」の問題犬1匹でも引取ればその後どんどん引き取りは出来なくなります。だからこそ今こうして190匹にもなっている犬達の現実があるのです。それを全てトレーニングすることが出来るのでしょうか?

それだけの人員も時間も足りず1匹ずつに手をかけることも出来ず、ただただ毎日収容されてくる犬達を置く場所さえなくなりその結果「かみ殺し合い」の事件が起きているのです。センター内部はそんな綺麗ごとで済まされない崩壊寸前の状態なのです。

このような記事が出ることで「犬を捨てても殺されず飼い主を探してもらえるんだ」と無責任な飼い主は思うでしょう。記事を掲載すると言う事は読者に対しても責任は重大です。文字に表す前に事情を良く把握し誤解がないような報道をするべきですまた「県側が殺処分0を達成を発表」とありますが「ただ殺処分を止められている」と言う事でそこに置かれている犬たちの現状は地獄です。その事も県側は事実を発表するべきではないでしょうか?センターに出入りしている1愛護団体として内容と現実が異なる記事に異論を呈します。

PS「この写真の犬は譲渡されずにまだ収容されています」

[2022/08/24 13:37] | 動物収容センター | page top
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