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悲惨な現状
ある団体様からの情報です。
これが昭和の話ではなく、令和の今の犬達が置かれた現実なのです。本当に心痛める現状です。皆様お読みください。



ある飼い主の犬小屋もない軒先に繋がれっぱなしの母犬が昨年3匹の子犬を生みました。飼主は1匹だけ室内の柱に短くつないで飼育。他の2匹の子犬は野良犬状態。
その後飼主は捕獲檻をセンターから借りて捕獲し、そのまま放置し、その子は中で死亡「多分夏なので熱中症」。死体が入ったままの捕獲機をセンターに返した。その時に母犬も「良く子犬を生むから引き取ってくれ」と放棄。性格の良い子だったそうです。しかし逃げている1匹もまた子犬を生んでしまうと団体のSさんが毎日通い慣らして今回捕えました。

しかし間に合わずもう妊娠末期状態。そのままセンターに連れていくと「生まれては困るから今から堕胎します」とセンターで言われあまりにも可哀想なので自分の施設に連れていき翌日9匹の赤ちゃんを出産。それで終わりでなくこの現場近くに更に犬小屋もない所に繋がれているガリガリの犬が3匹いたのを発見。気になりフードを届けながら不妊手術をすることを要望。

しかしこの飼い主は更に2匹知人の犬を引き取ると言う。その知人の家にSさんが見に行くと軒先に繋がれた2匹の犬を発見。傍には子犬が4匹。仔犬と離乳できるまで母犬を貸してくれと頼んでも拒否されとりあえず車にあった敷物を引いて寝かせてきたとの事。1月6日の雪の降る中見に行くと黒柴風の母犬は雪で真っ白に。子犬達が生きているか恐る恐る見ると生存していた。そこで飼い主に強く言ってやっと子犬4匹を引取り保護。しかし今も母犬を含め、犬達は野ざらしの中に繋がれています。



この様に茨城県のある地域ではこれが日常茶飯事。
これを目にしなければならないSさん達はどれほど心を痛める毎日だろうか。
犬たちの為に途方もない過酷な保護活動を強いられています。
県のセンターには毎日のように目も開かないような子犬が収容されてきます。
この現実を「愛護団体」だけに丸投げするのではなく「不妊手術をする」事を条例化する事は出来ないのだろうか。東京から3時間ぐらいしか離れていない県で起きている「不幸な命の連鎖」は自治体も本腰を入れて対策を講じるべきではないでしょうか?

当会も今迄、センターから引き取りした犬達が何匹も妊娠していた事、また収容されているメス犬が収容房の中で出産し他の犬から我が子を必死でお腹の下に入れて守っている姿も目の当たりにして来ました。

日本の「動物愛護」とはどこにあるのでしょうか?



結局、無責任な飼い主の現実を見てしまったボランティア様が見捨てる事が出来ずに関わってしまい、悲惨な活動を余儀なくされているのが現状なのです。



動物は安易に飼ってはいけないのです。良い事も悪い事もあります。飼主になったら全ての事に一生責任を持たなければなりません。

この悲惨な現実がなくなるためには「飼い主の飼育レベルが向上し改善」していかなければ永遠に続いてしまうでしょう。悲しい現実です。
[2022/01/18 20:02] | 命の現場 | page top
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