茨城県のセンターには「くくり罠」に足が挟まり何日も放置されていたため足の肉が壊死し断脚しなければならない犬達が今年は多く収容されています。イノシシ、鹿などの獣害動物を捕獲するために違法でないのかもしれませんが子供でも足を掛けたら非常に危険性があります。動物に苦痛を与え最後は命を絶つ行為を改めて検討して欲しいと思います。
当会で保護した乳呑児の母犬は昨年、今年とそれぞれ10匹ずつ子犬を生んでいます。今迄、出産現場のオス犬の飼い主は子犬が産まれると即殺していたそうです。ただ前回、今回の2回の出産は愛護団体様がすぐに保護しましたから殺されませんでした。 毎回子犬を出産するとすぐに取られてしまう母犬も哀れです。しかしそろそろ繁殖期になります。何とか母犬を捕獲できるように毎日のように茨城のボランティア団体様が1時間半かけて現場に向かい捕獲を試みています。しかしどうしても母犬は捕まりません。そんな中こんな情報が入ってきました。この捕まらない母犬を「くくり罠」を設置して捕まえて射殺すると言う話をしている「子犬達の父犬の」飼い主。母犬のその又母犬も猟友会で射殺されたと言う。何という時代錯誤な残酷な状況でしょうか?茨城県ではまだまだこのように不妊手術もせず飼育し生まれれば遺棄したり、処分する飼い主が後を絶ちません。これは県にも抗議しなければならない事案として訴えてまいります。 しかし一番悪いのは手術もせず飼育している飼い主です。生まれれば子犬を捨てる。その子犬が生き延びて野犬になり更に出産を繰り返す。不幸な命は湯水のごとく増えて行く事を県側も真摯にとらえて欲しいと願います。 眼の開かない子犬達を必死に育て里親様に繋いできても悪循環は止まりません。歓迎される命と処分される命。その選択は人間側の責任でしかありません。 |
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