TopRSS管理
西新宿の餓死事件
今朝「東京都動物愛護相談センター」に電話を入れました。今回の犬23匹の餓死事件の事は警察から何の連絡もなかったそうです。みなしご救援隊様より7月頭に「西新宿で飼い主が10日ほど前に亡くなり犬も死亡している」という連絡があっただけで頭数までは聞いていないとの事。事件性がないと警察は動かないこの体制。

しかし現場には生きている犬が沢山いたのを警察は知っていたはずです。それを「自分たちの範囲の事ではない」と放置してしまう行政の非情さには本当に怒りを感じます。玄関の隙間からゴミに埋もれた犬の死体が見えるという通報があったのならその隙間から新聞紙に包んだフードでも投げ入れる事は出来なかったのだろうか?

飼い主が6月22日に遺体が引きとられたのなら市役所などの担当職員も行っているはずです。そこに犬達がいる事も多くの人間が分かっていたはず。誰1人としてその犬達の今後を気にもしてあげていない。センターとしても「こちらから連絡をしてくれとは言えない」と言うので「所長からこのよううな事件があった場合は警察からセンターに通報してもらえないかとお願いをして下さい」と頼みましたが公務員とは自分の仕事範囲以外の事には手を出さないのが現実ですね。

昨年茨城県で飼い主が倒れていて警察が入ったら犬が55匹いた案件。すぐに警察から動物指導センターに連絡が入り夜に委託会社の方が引取りに行き満杯のセンターに収容したことがありました。その子たちは生きて団体様に保護されましたが今回も警察官の気持ち1つで助けられたはずの23匹の命は消えていきました。

「愛護センター」とは何のために存在するのでしょう。この暑さの中、水もエサもなく窓の外を見ながら息絶えていた遺体もあったそうです。吠えて助けてもらいたかったのでしょう。遺体を包んだ黒いビニール袋に「6匹」「3匹」と書かれている大きさからみても小型犬だったようです。中型犬なら体力もあったでしょうが小さな体では持ちこたえられなかった。本当に人間の犠牲で苦しい最期を迎えてしまう動物たちの気持ちを思うと何とかこの日本の「動物の命の尊厳」を守ってあげられないか。いくら頑張っても無力な活動に落胆してしまいました。

[2020/07/27 15:19] | 多糖飼い崩壊&繁殖店廃業&悪徳ブリーダーからのレスキュー | page top
| ホーム |