ボランティア団体有志で立ち上げた「いばらぎ犬猫不妊手術基金」の第1回手術が「小美玉市限定」で10月6日に行われました。他の有料手術犬猫もいる為、朝から「しっぽの仲間」のS代表様が1日立ち合い無事に手術が終了いたしました。犬は3匹だけでしたがこれでもこの子たちから望まれない命が生まれる事はありません。
猫ちゃんは当日捕まらない子も沢山出てしまい7匹が手術を受けることが出来ました。センターには昨日も沢山の子犬が収容されてきました。また妊娠してセンターで出産した親子もいます。この子達を捨てた飼い主がどこかにいるはずです。どうして1回の手術を受けさせないのでしょうか?当会は必ず子犬の譲渡は「生後6か月時」に手術を受けるという誓約条件で里親様にお願いをしています。
しかし協力病院でない所の獣医師の中には「1回目のシーズンが来てからの方が良い」「太るからしない方が良い」「様子を見てから」と言うような現実を知らない病院もあります。いかに他の病院の獣医師はこの現実を把握していないか。自分には関係ない飼い主の事として危機感はまるでなし。今まで必死で「手術」をしてここまで収容頭数も減らし神奈川県は「殺処分0」という形になりました。そこに来るまでどれだけの愛護団体の努力と啓発運動があったでしょう。自治体が出来ない事を先頭に立って「手術キャンペーン」等も企画しやっとここまでになったのです。そんな長い年月の地道な活動も理解しない動物病院がある。
日本全国小さな子犬子猫は生まれては「命を絶たれる」この現実。「家の犬は今すぐしなくても良い」と思っている飼い主がいるとしたら、それは大間違いです。1匹の繁殖がその子孫に受け継がれ「悪の循環」は終わりません。子宮蓄膿症、前立腺がん、乳がん、会陰ヘルニアの予防にもなるのです。また今日にも直撃するかもしれない大型台風、異常気象、直下型地震等日本全土は今までにない災害に見舞われる可能性が大きく成りました。避難所、センターで犬、猫を保護することになった時「未手術」の個体は預かれない事もあります。「手術を受けさせる」事は飼い主として「一番の愛情」なのです。


この写真の子犬達が捨てられた地域をしぼって「ポスティング」「手術の周知活動」を今後進めてまいります。当会の活動の一番重要視している「不妊手術」を今後草の根運動で続けてまいります。
マギーさんの息子「りんたろう君」。お約束通り手術を受けていただき有難うございました。遠くから何回も通って下さり当会の趣旨を理解し協力いただけました事感謝申し上げます。これで長生き出来ますね。今後とも宜しくお願い致します。