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命のリレー
公表できなかった放棄のミックス犬50匹。認知症の老人がシーズー×ヨーキーの犬達50数匹を飼っていたが倒れていて緊急保護がセンターに警察から依頼があり12日夜、委託会社のSさんたちが今満杯状態の収容棟にどう保護しようかとやりくりを重ね以前使っていたガス室に通じる廊下にとりあえずの収容。

そしてオスとメスを分けて保護は出来ましたが皆ものすごい汚い状態でした。糞尿が固まり足から頭までぶら下がりどれだけ犬達は辛い日々を送っていたかが想像できました。5匹は浴槽の中で死亡していたそうです。水が飲みたかったのでしょう。ここまで増える前に近隣の方々が通報してストップさせることが出来なかったのか。

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<保護されていたメス犬達>


立ち会った社員の方は臭くてお風呂に入っても体に着いてしまった臭いが取れなかったとか。そんな中に小さな2匹の子犬がいました。弱っていてセンターのお世話をしてらっしゃるSさんが緊急保護し自宅で補液、砂糖湯、保温をして下さいました。しかしもうミルクを飲むことも出来ずただ横たわりぐったりしていきました。

日曜日でどこも病院はお休み。沢山の犬がセンターに満杯にされている現在「ある団体の脅迫で」世話にもかなりの時間がかか
りとても子犬をずっと世話が出来ないと思い当会で昨日引取りに茨城まで向かいました。途中様子を見ながら3時間はかかる道程がとても心配でしたが何とか病院に到着。

しかし首を曲げてしまって虫の息状態。病院に駆け込み先生達がブドウ糖の輸液等に努力してくださいました。夜病院からの電話。きっと死んでしまったと言う連絡かと思いながら電話を取りました。「何とか死ぬ寸前でしたが低血糖で朦朧状態だったけれどブドウ糖を入れていたら持ち返してきました。でもこのまま1日過ごしていたら夜には死亡していたでしょう」という言葉に「あー、助かった」と心から安堵しました。
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<酷い衰弱の子犬>


「命を助けたい」という一念で何団体かで助け合いながら引き継いでいった「小さな命」。しかしその事にも「何で全頭自分が引き出すと言ってあるのに他の団体に譲渡するのか」と文句を言ってきた団体があります。15日までセンターに子犬がいたら死んでいました。このように「譲渡事業」にも横やりを入れる人間。私達は多くの団体様がお互いに助け合いながら大切にしている「茨城県動物指導センター」をこの先、以前のような協力体制で「譲渡事業推進」に向かえるような方向で職員の方と共に努力をして行きますので皆様どうかご理解、応援をお願い申し上げます。



[2019/04/16 13:39] | 保護、団体関連 | page top
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