今日「奈良県動物愛護センター」「中和保健所」に電話を入れました。
昨年12月28日、奈良県葛城市の山の中にある繁殖場施設が全焼し40匹の犬が焼け死にました。ここは8年前にも火事を起こし70匹が焼け死んだ何とも許せない業者の繁殖場です。 帝王切開も自分でお腹を開けて子犬を取り出したり、繁殖用にならない小型犬をドラム缶で焼き殺していたという事で通報した方がいて県で捜査が入ったそうです。しかしながらそれだけの「動物虐待」に値する行為をしながらも「証拠が無かったのか」1回目の火事が起きた後も営業を続け今回また40匹もの犬達は生きたまま焼け死にました。 どれだけ苦しかったことでしょうか。生きていた5匹の犬達は今愛護センターで保護されていました。「今後は処分という事にはなりませんか?」とお聞きすると「譲渡団体さんが里親探しをするという事で調整中です」というお話でした。そして「動物取扱業の申請」を認可している保健所の生活衛生課に電話をすると「今回は廃業するという事です」との事。「廃業の書類は提出されていますか?」と聞くと「出ています」という回答でしたのでやっとこれ以上の不運な犬達は出ないと安堵いたしました。 何度も子犬を産まされケージから一生出る事もなく思い切り走る事も出来ず、太陽の下、散歩の楽しみも知らず、ただただ産ませるためだけに生かされてきた犬達。その最後がこんな檻からも逃げられず焼き殺されるなんて、日本の「動物愛護法」は何の効力もありません。しかしこのような繁殖場は日本中にものすごい数あります。今までも繁殖場の火事で多くの犬達はケージに入れられ逃げることも出来ずに死んでいった事件が多数ありました。 繁殖場に人がいない。その様に命を保管している場所に誰もいないという事自体「取扱業」の条項を見直すべきではないでしょうか?ただお金になれば良いという人間の「命を売る」商売がこの世に存在する事は許せることではありません。亡くなった犬達は今やっと「産む苦しみ」から解放され自由をこんな形で得ることが出来たなんてあまりにも無慈悲な最期でした。110匹の子達、ゆっくりお休みなさい。 |
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