今月26日に保護犬のミックス犬「皐月ちゃん」の不妊手術が予定してありました。お昼ごろ動物病院から「妊娠しているようですがどうしますか?」との電話。
![]() 「出産までどのぐらいありますか?」とお聞きすると「10日ー14日位だと思います」とのご返事。考えました。 皐月ちゃんの子供なら小型で新飼い主様を見つけることは可能だろうと。 でも先日行った茨城のセンターには明日にも命を絶たれる可愛い子犬達が沢山いて、その顔を思い出してしまいました。今息を吸ってこの世に生きている命を捨てて、まだ息を吸っていないお腹の中の子を救うとは、どちらを選択しても辛いことであるのは確かです。 日本全国安易な飼育をし、どんどん生まれてもただ処分する事に何の罪の意識を持たない飼い主がいる限り、この悪循環は無くなりません。母体に悪影響が出ない範囲でしたので、皐月ちゃんの赤ちゃん6匹はそのまま天国に行く事の選択をいたしました。 本当に可哀想でしたが、今現在生きている動物たちの命を1つ1つ大切に生涯を幸せに送れるよう、私たち人間が手をかけてあげる努力をこれからもしていかなければならないと思います。生命を商売の手段にしている人間、愛犬の子供を産ませたい、ドッグショウーで優勝したい、この犬種だけをレスキューしたい等、すべて人間のエゴであり自己満足、身勝手な動物との共存だと思っています。 人間の一生も動物の一生も同じに価値あるものです。しかしこの世で一番強い人間に左右されて生きている「生かされている」のは動物たちです。口のきけない動物「特に感情のある動物ー犬」の気持ちをもう一度考えてあげられる世の中になってほしいと思います。 |
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