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また多頭崩壊
前回「江戸川85匹多頭崩壊」で皆さまにご心配、ご協力いただき何とか「15匹を飼い主が手放さないため残しましたが」センター、愛護団体で保護できました。

ホッとしたのもつかの間、また東京都S区で30匹の多頭崩壊がありました。ご近所からの苦情が起き保健所でも説得しやっとオス犬のみ18匹を放棄しました。メス犬は今だ飼い主が手放さず現場にいます。今までも多くの多頭崩壊がありましたが共通点は「手術は人間の勝手で可哀想」「自然な形で飼う」「沢山の犬達を飼いたい」「犬に家族を作りたい」「増えてきても気にしない、多頭と思わない」など理由にならない言葉を発しします。

その状態でいる犬は幸せと思うのでしょうか?散歩も行かない、発情期が来ればオス犬同士喧嘩が起きる、弱い犬はかみ殺される、エサも強い犬に取られ満足に食べられない、病気になっても病院に連れて行く経済力がない、そして一番の不足事項は飼い主に撫でてもらいたい、甘えたい、抱っこして可愛がってもらいたいというような愛情に満たされない。

このように自分が世話できるキャパを超えてまでどんどん繁殖を繰り返す無責任さに飼い主は反省もしない。単なる「アニマルホルダー」です。その結果、他人に後始末をさせるような迷惑をかける事になっています。

以前にも申し上げたように今後このような「多頭崩壊」は増えると考えています。自治体は問題がある飼主とこまめな連絡を取りながら多頭になる前に改善策を取るような条例を制定するべきと思います。今回はセンターに3匹が残されていました。その中の1匹を引き取りました「2歳ぐらいのテリア系」。真菌症で治療が必要ですが良い子です。
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また1匹可哀想な子がいて考えていますが片足が半分ぐらいの所までしかありません「白いマルチーズのハーフのような子、まだ若い」。切断されているのかと思いましたが足の裏を見るとパットも爪も形跡があります。生まれつき足が短く奇形で生まれたようです。大人しい子です。もう1匹は犬のボス的存在のようでシニアでした。残されている子はリスクがある子ばかりです。でも引き取った以上は今後治療をし里親様にバトンタッチできるようにお世話いたします。
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このような不幸な子達が増えないような対策は急務です。「殺処分0」を公言する前にこのような無責任な飼い主を取り締まる条例を制定することを要望いたします。
[2017/09/29 17:13] | 保護、団体関連 | page top
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