17年3月7日センターにメスのダックスが3匹一緒に捨てられて収容されていました。その母犬達は全員妊娠していて、中でもこのミント君のお母さん犬「スゥイート」はもうはちきれそうなお腹をしていました。病院の検査でもう1週間位で生まれますと言われてしまいました。
どうしようと、悩みましたが先生の奥様が育ててくださるとの御返事を頂き16日に5匹のダックス子犬が生まれました。そしていよいよ里親様にお渡しの時期になったとき、このミント君だけが心臓奇形である事が判明しました。大学病院の検査でも6ヶ月は生きられないのではとのことでした。 それで今まで先生の御自宅でこの3年と7ヶ月「16日で7垢月でしたが」手厚く育てて頂きました。しかし金曜日頃から息が苦しそうにしていたため酸素室に入れてもらい楽になってきたように見えたそうです。しかしそこから出すとまた苦しそうにしていているのでまた酸素室に入れてもらい、昨晩明け方3時にはまだ生きていて、6時に先生が見にに行かれたときには、ベットにお顔を乗せて本当に安らかに苦しみもなく天国に旅たって行ってしまいました。 ダックスの繁殖は掛け合わせていけない色があり、母犬がクリーム色でしたからこの兄弟の1匹のシルバーダップルの色を出すために、お父さん犬が薄いシルバーを掛け合わせたのかもしれません。そのためにこのミント君がすべてのマイナスの遺伝子を引き継いでしまったのでしょう。 小さいときから自分の体の調子が悪いのを感じていたのか、子犬なのに他の犬と思い切りじゃれる事はしなかったようです。苦しくなるのを知っていたんですね。センターの残りの2匹の妊娠犬も3匹子犬を生みましたが水頭症、などで全員が死亡しました。ブリーダーは高額で売れる色を出すために他の子達が奇形が出る可能性があってもこのように無理な繁殖を繰り返したのです。 でもミントは今まで一生懸命に生きました。この先もっと苦しめば安楽死も避けられなかったかもしれませんが、飼い主の先生はじめ、奥様に心の悲しみを与えないように自分で静かに一生を終えていきました。親孝行な子でした。ミントのお顔は本当に気持ち良さそうに眠っていました。天国でお友達と思い切り走って遊んでね。ミント小さな体で良くがんばりました。みんな、貴方の生命力には感心していますよ。安らかにお眠りください。 PS 藤沢市でこのような多頭の遺棄が何度もありました。9匹が学校の校庭にダンボールに入れられ遺棄、ポメラニアンが4匹遺棄、シェルティー、ダックス、シーズーがダンボールに入れられ遺棄、同じ人間が捨てているのでしょうか?これは犯罪です。 |
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