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我が子のもとへ
昨日は収容所から親子犬を他団体様が引き取り
茨城から鎌倉へ移動することになっていました。
3日前母犬はリードをかみ切りドアーを開けて
「鍵がかかっていなかったので」逃げてしまいました。
余程怖かったのでしょう。
そこで「捕獲箱」を設置し昨日夜8時に子犬たちがいる場所へ戻ってきて
捕獲箱に入っていたそうです。

母犬はまだ1歳未満、初産だったようですが
母性本能で子犬のもとに帰ってきました。
しかしこのような犬を再度譲渡は難しいと言うことで
茨城の団体様はセンターに戻すと言うことでした。

それを聞いて鎌倉の団体様kさんは「処分になるなら引き取ります。
子犬だけ助けて母犬を処分なんかは出来ない」と
昨日は2回も子犬の引き取りと母犬の引き取りに夜中の12時半まで動きました。

今日は子犬たち4匹もママのそばで泣かずに寝てミルクも飲んだそうです。
母犬も手から食べ物を食べてくれたと報告がありました。
2日間不安な思いで何も食べれず彷徨い
子犬のもとへやっと帰って来た気持ちを思うと泣けてきます。
せっかく子犬のもとに戻れても自分が処分になる事も知らずに一生懸命戻ってきたのです。
戻ってから処分になるのでは確かに残酷です。

この母犬が今までどのようにここまで生きてきたのかは分かりませんが
いずれにせよ無責任な飼い主が飼育放棄し自分で生き抜いたのでしょう。
うろついている間に妊娠をし出産、
すぐに6匹の子犬が収容されて「多分通報された」次の日母犬も捕獲されました。
何度も子犬たちと離れ離れになりながらそれでも健気に子犬の元へ戻る愛情は
動物と言えど人間も見習わなければなりませんね。
どうかこの親子たちが幸せに将来を生きられるよう心から祈っております。
当会で保護しています兄弟犬もこれから里親募集をしていきますので
皆さまどうぞ宜しくお願い致します。

[2015/12/21 19:20] | 命の現場 | page top
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