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殺処分0は動物のためになるのだろうか
神奈川県動物保護センター内でのダックスを金属棒で撲殺した事件をずっと考えていました。
昨年4月から1年5か月センターのガス室はくもの巣がはり焼却炉も使われていません。
収容されてくる犬達は地下室の収容房にオス犬、メス犬を分けて入れられています。
この子達は譲渡認可団体が引き取らない限りこの収容房で一生を終えることになります。

神奈川県の黒岩知事は「殺処分0」になったと愛護団体に表彰状を授与し、
センターでの処分が無くなったと喜んでいらっしゃいました。
しかし今回のダックス犬のように病気があったり、
性格が難しかったり、かなりの高齢で立つことも出来ない子など
譲渡が不可の犬達が今後も増えてしまう可能性は払拭できません。
その犬達を誰が最後まで引き取りお世話をして行くのでしょうか?
「殺処分0」の裏で
どのぐらいのリスクを孕んでいるのかをご理解していただいているのでしょうか?

今回のこのように病気、危険な性格など譲渡に向かない犬達は
今まで睡眠薬で安楽死をしてきました。
それは一概に排除出来ない選択であったのではないでしょうか?。
この撲殺された10歳のダックスが今までのように安楽死をしてもらっていたら
注※フードに麻酔薬を入れて眠らせ、血管から心停止する睡眠薬を入れて安楽死させる>
最後息を引き取るとき金属棒でたたかれ、
痛み、恐怖を受けて最後を終えて行く事は避けられました。
処分されなかったためにそれ以上の苦痛を与えられ
どんな気持ちで旅立ったのかと思うと本当に可哀想でなりません。
飼い主にセンターへ連れてこられ、10年間住みなれた家、
飼い主もいない場所での寂しく不安な毎日。
誰も見ていない地下室でこの男は今までこの子にきっと手を上げ、
乱暴な扱いをしてきたのでしょう。
そのために自分の身を守るため咬む事は当然のこと。
誰でも咬まれれば「うーん、こいつ」と思うでしょう。
しかし動けない病気の子を棒で叩き殺すなど、絶対許される行為ではありません。
職員が見つけた時にはもう瀕死の状態で横たわりその後息を引き取ったそうです。
東京都もオリンピックの2020年までに「処分0」を唱っていますが、
愛護団体が引き取りできない犬も出てしまう事は目に見えています。
安易な処分はなくさなければなりません。

しかし[生かしておく事」、それが本当に動物たちにとって「幸せな選択」なのでしょうか。
「処分0」という言葉だけにスポットライトが浴びて、その陰で今後増えて行く問題点を
真剣に早急に考えて行かなければならないのではないでしょうか。
言葉にならないほど悲しい心痛む事件でした。
[2014/09/05 23:05] | 動物収容センター | page top
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