13日夜中から逃げていたタイムは5日ぶりに生きて保護出来ました。何度も情報を頼りにスタッフの皆様は場所の確認、ポスティングに汗だくで探しました。
大体出没する範囲が特定出来、今日はfunfunドックハウスのトレーナーWパパさんが 老人ホームの物置小屋近くで名前を呼ぶと「はーい!」と出てきていつも習っていたようにお座りをしておやつを食べたそうです。この危険な暑さの中、水も食事も出来ず命の限界を心配しました。里親様方にも改めて逃がさないように注意するよう、お願い致します。 そして今回、一生懸命探して下さいました会のメンバーの方々、トレーナーさん、皆様の連携でタイムの命を救う事が出来ました。2度とこのような事が起きないように心に留めて下さい。 これから夏休みで地方に犬を連れていかれる方も沢山いらっしゃいます。必ず名札、鑑札、Wリード、またはタスキがけで逃がさないように十分ご注意下さい。 タイム4日間、どれだけ不安で辛い日々を過ごした事でしょう。とりあえず皆様、ご心配おかけ致しました。 |
現在、なぜこんなに「保護犬」と言う犬が多くなり、あちこちで譲渡会が開かれるようになったのでしょう。当会発足した30年位前には捨てられているのはほとんどが雑種犬でした。また収容施設で引き取って来る犬は純粋犬はいません。しかし現在はペットショップで売買されている犬が多く、衝動買いする人間が最期まで飼う覚悟もなく、自分に都合の良い間だけ可愛がって、ちょっとした理由で手放す。
犬達は住み慣れた環境から追い出され、未知の環境へと送られます。犬は人間が思っている以上のストレスを感じて再度そこの環境に慣れようと健気にも頑張っています。当会も長い年月の保護活動をしているなかで、今までどんな生活をして来たか分からない犬達を保護し、ある程度の性格を把握し、医療にかけ病気を治し、新しい飼い主様にお渡し出来るようにしつけをし、中には2、3年位保護する犬もいます。 そしてやっと里親様に託すことができ、幸せに送り出す事で1匹の犬に対しての責任を終える気持ちになるのです。お見合いからトライアルへと進む過程でトライアルとはどうにもならない事が生じる場合は仕方ありません。しかし人間側の都合によって他の犬も試してみたい等は真の保護犬を引き取ると言う基本的な趣旨からは逸脱しているのではないでしょうか?100パーセントの犬は1匹もいません。人間が犬に寄り添い距離を縮め、その先に信頼関係を築き良きパートナーとして生涯を伴に生きて行かれるのだと思います。 ペットショップで買う犬も保護犬を引き取る事も「犬を飼う」と言う事には大差はありません。人間は犬を選べても犬は飼い主を選べません。家族で1つの命を引き受ける責任の重さを良く話し合い、弱い立場の犬を迎えて欲しいと切に思っています。 |
![]() 2011年6月に家族として迎えて頂きました柴雑のふうかちゃんは 茨城センターに赤い布を首輪に着けて収容されました。 推定3才。 約15年幸せな一生を過ごすことが出来ました。 今でも大切な宝物と言われていらっしゃる八王子のF様。 12年間ありがとうございました。 |
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