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こんな残酷な商売はあるんでしょうか?
先日長野県松本市の劣悪繁殖業者Mの所に警察が「動物虐待」として「動物愛護法違反」で立ち入り調査がありました。其の結果「廃業する」と本人は取材に話しているとか「本当か疑います」。

1000匹もの犬が2段重ねのケージに複数ずつ押し込まれ365日24時間1度も外に出してもらう事もなく養鶏場の鶏のように「産む道具」としてだけに生かされているのです。そしてれを世話していたのが10人しかいない従業員だとか。どうやって1人100匹ずつの世話が出来るのでしょうか?出来るはずはありません。毛玉だらけ、病気でも見てももらえず、どれだけ辛い毎日だったことでしょう。いくら吠えて訴えても相手にもされず暑くても寒くても毎日をただ生きるだけ。人間だったら気が狂います。

そこの300匹はある愛護団体に引き取られ譲渡されますが残りの「600匹以上」は他の繁殖場者に売られていくとの事。今回の件で「業者に転売されること」だけは防ぎたいと思い松本保健所、長野県庁衛生課、松本愛護センター、長野県動物福祉協会様等必死で働きかけました。しかし行政が把握できるのはその繁殖業者が書類を書いて放棄した21匹のみ。自治体に放棄すると言う事は1匹につき2000−3000円の料金を払わなければなりません。そんなお金を払ってまで業者は放棄はしません。再度出産させられる犬達は他の業者に安く売りお金に換えた方が良いのです。1回でも産めば買った業者は儲ける事が出来るのです。

「廃業した」となっても転売されたこの子達はこれから再度妊娠させられ子犬を生む道具として体がボロボロになるまで繁殖に使われるのです。こんな「残酷な商売」があるでしょうか?怒りだけがこみ上げます。「動物取扱業の認可登録」の安易な審査の現状は余りにも上辺だけで何の効力もありません。もっと厳しい規則、罰則を付加することが絶対に必要なのです。

こんな繁殖場なんか日本中から根絶しなければなりません。「収容犬の殺処分0」を唱える前に「繁殖業の闇」で苦しむ犬猫を救済する事が優先課題ではないでしょうか?小泉環境大臣様、「小さな命の声」を聞き入れてあげて下さい。逃げられずケージに閉じ込められて、産まされる犬達の姿を思い浮かべるだけでも心が痛みます。「子犬子猫をお金で買う」人間がいる限りこの「残酷な商売」は無くなりません。「1匹を買う事は1匹が不幸な運命になる」事を国民全員が認識する必要があるのではないでしょうか?
後味の悪い繁殖業の結末でした。



追記

「虐待業者の新たな実体」

杉本彩様の活動されている「公益財団法人動物環境、福祉協会Eva」様の記事からあまりにも酷い実態が判明しています。転載いたしますのでお読みください。もう胸が張り裂けそうです。2段重ねどころか天井に付きそうなほどの6,7段に重ねられたケージの中に複数の犬達が押し込まれる。難産なフレブルなどのは陣痛が来ると足を縛られ無麻酔で素人がお腹を切り子犬を取り出していたそうです。何というおぞましい人間がこの繁殖業を今まで続けてきたのか。ほとんどの犬は家庭に縁を付ける訳でなく再度関連業者に渡され再度繁殖に使われることになったそうです。この松本市の繁殖業者を告発する用意をしているとの事。こんな人間が産ませて競り市に出しペット業者が競り落とし皆さまの買う方に渡っていくのです。「犬を愛する」方がこの現実をどう思いますか?自分が買いたければこの現実を知っていても「お金で子犬を買いますか?」今回の事は良い機会として厳罰に処するようこれからも状況を掲載していきます。

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https://www.eva.or.jp/naganogyakutai?fbclid=IwAR2NvEiPTs9RknTV5bfCe5ld78rUtwRJnsl5UrMfriolH5iVdvxW_FN5Br8


[2021/09/14 13:15] | 多糖飼い崩壊&繁殖店廃業&悪徳ブリーダーからのレスキュー | page top
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