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松本市繁殖業者の件


長野県庁生活衛生課にお電話をしました。

「松本市は4月から動物の管理は松本市保健所が管轄で業務を行っている為、県の方に何も報道で言われている情報以外は上がって来ない。動物取扱業の認可は何頭保持と言う書類を出した業者に対し年1回の見回りをしている。今の時点で本人の財産である犬を保健所が全て移動する事は法律上できない為現場に残されているという事しか言えない。」とお決まりの返答であった。しかし年1回の立ち入りをしていたとするならなぜこの悪辣な環境で繁殖をしている業者に対し何の措置も講じてこなかったのか認可した松本市保健所の責任は重大です。



松本市保健所にお電話しました。

「どういう件ですか?」とまずバリケード。「今回の業者の崩壊については電話で詳細を話すことは自治体としては出来ない」との事なので「話せる範囲で結構ですからお話しください、先ず皆様が一番心配をしている事は1000匹の犬達が現在安全なところで管理されているのか?今警察が入っているので詳細は言えないと思うが今後この犬達はどうなるのかという事です。また当会としてはこのような業者を認可した責任をどう考えているのか、今後業者本人が放棄しない限り財産権があるため取り上げる事は出来ない事は承知しているが取扱業の更新がされていないようなのでそこも調べて欲しい。また長野県内でこの犬達の里親探しをするのが一番良いけれど頭数が頭数なのでもしどうにもならない時には協力はするので連絡をして欲しい」と話しました。「取扱業の更新」については後で調べて連絡をしますと言っていましたが、なぜこのような事になるまで動物を担当する部署が放置していたのか、あまりにも「動物取扱業」に対する管理が書面だけの対応にとどまっている事が口のきけない犬猫達にとっては何の救世主にはなっていない。



今迄も全国で犠牲になってきた犬猫達は自分たちでは逃げ出す事も、病気で苦しくても、難産でお腹を切られても、時期が来れば産んだ我が子をお乳が張っていても取り上げられても、黙って耐えて行くしかない現実。そして狭いケージから一度も出してもらえず力いっぱい走り回る事も、名前を読んで撫でてもらう事もなく半年ごとに妊娠させられ産めなくなれば陰から陰へ命を絶たれていく運命な子達。こんな現実が日本中で行われている事に対し「動物愛護法」とは何のための法律なのでしょう。「動物を守る」ためではなく「業者の商売を守るため」としか思えない。

今回の事で何の厳しい判決が出なければ多くの「多頭繁殖場」の業者は自分も大丈夫と胸をなでおろす事でしょう。


追記
皆様のご心配なお気持ちは強く話しました。業務に支障が出ると行けませんので今後は動向を注視して下さい。

[2021/09/06 15:33] | 多糖飼い崩壊&繁殖店廃業&悪徳ブリーダーからのレスキュー | page top
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