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数値規制の余った子達はどこへ?
来年6月から施行される繁殖場の頭数制限。余りにも繁殖用の犬猫達が酷い管理の元で繰り返し産まされている現実を環境省は「数値規制」と言う制約を出しました。それは1つの進歩であると思いますが考えてみても分かりますよね?何百匹と保持してどんどん産ませていた業者は1従業員につき犬「15匹」猫「25匹」となるとそれだけの従業員を雇う事は採算が取れなくなります。

そこで余った犬猫達を放棄し出しています。当会も最近急にそのように引き取り依頼のお話しが他団体様から「当会は直接、業者との繋がりはありません」相談が入ってくるようになりました。ある情報にによると今後溢れる数は「犬10万匹」「猫25000匹」。その上に繁殖業を辞める検討をしている業者が5割にもなるとの事。そこの犬猫も加算するともう途方もない数の犬猫の行き先が無くなります。

その結果、愛護団体だけではもうどうする事も出来ない頭数なのです。そこで「引き取り屋」に代金「1匹1万円とか」を払い持って行ってもらう事で頭数を減らすでしょう。しかしこの「引き取り屋」に出されたら繁殖場よりまだ酷い運命が待ち受けています。死んだ方が次を引き取れるし、ずっと生きていればエサ代もかかる。だから病気になっても治療もしないで放置。横たわった傍らには糞尿の山。また陰から蔭へ「処分業者」に出される犬猫もあるでしょう。環境省も「数値規制」すれば犬猫が救えるとでも考えたのでしょうか?「数値規制」を作ったらその先がどうなるか素人でもわかる事です。

ここに掲載しましたコーギーちゃん。
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関西から出された子で他団体様が引き受けましたが帝王切開の跡が3回以上はあり、子宮は癒着し下痢も治らず、アンダーショットで「遺伝をする疾患です」元来は繁殖には使ってはいけない子なのです。でも性格は天使のような可愛い子でご縁が繋がったそうです。

ここの繁殖場から来たコーギー3匹は皆帝王切開の跡が数回あるそうです。ペット業界の裏でこのように犠牲になってきた犬猫はどれだけいるのでしょうか?。しかし、どんどんもらってくださいというような事は致しません。当会も引き取った以上は条件に適った方にこの子達を託しています。


今頼まれているチワワ君「7歳」。
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種オスとして使われてきましたがオス犬には強く出てしまうそうです。でも人間には咬むこともなく非常に人懐こいと業者からの回答です。この子を家族としてお迎えいただける方を探しています。



皆様「犬猫をお金で買わないでください」
その事で「多くの母、父犬猫を助けることに繋がります」


[2020/10/21 14:58] | 多糖飼い崩壊&繁殖店廃業&悪徳ブリーダーからのレスキュー | page top
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