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後肢壊死のポピーちゃん
何があったのでしょう。右後肢はすでに腐ってウジがわき毛玉で足が繋がっていた状態。骨が出たままもげてしまいました。センターで処置して下さいましたが問題は左後肢。骨が見え皮膚は欠損、痛々しい赤い皮膚が裂けセンターでは消毒をして頂き命を繋いでくれました。

しかし骨が壊死してきたらその足も切断をしなければならないと言われていました。3本脚なら犬はどうにか歩く事は出来ますが後ろ足2本とも失ってしまったらこの子の行動範囲は無くなってしまいます。悩みましたがお引き受けし6月15日からK動物病院様で入院治療を開始。1日2回の消毒と皮膚再生の薬、保湿と包帯の巻替えに先生たちは尽力していただいております。

今日2週間ぶりに傷口を拝見させていただきました。びっくりです。あれほど痛々しい傷でブラブラの状態だった足は力を入れて立つことが出来ています。そして動けなかったときに出来た腰骨の飛び出したところの褥瘡はきれいに回復してきました。このままで上手くいけば切断しなくても良いかもしれないと嬉しいお言葉を頂きました。

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先生は「普通に飼っていたらこんな状態にはなりません」と言う判断。虐待されたのか、事故で負傷しても放置されていたのか。いずれにせよこの子はどれだけの痛みを今まで訴える事も出来ずに堪えてきたのでしょう。段ボールに入れられ遺棄され、もう1匹のプードルも怪我はないまでも衰弱と栄養失調でセンターで点滴をし生き返りました。誰も段ボールの中に犬がいることに気が付かなければあの「京都餓死させられた犬達」と同じことになっていたでしょう。死んでも良いと言う気持ちで放置したであろう飼い主。センターにはこのような底辺の犬達が収容されてきます。

この子たちも以前でしたら「安楽死処分」と言う刻印を押される運命だったでしょう。しかし、茨城県動物指導センターでは車いすの犬、ヘルニアで立てない犬、衰弱している犬猫達等手厚く治療をして愛護団体へと繋いで下さっています。本当に有り難うございます。現在はまだ「殺処分0」には出来ませんがこうして生きられる命は私達へバトンタッチして下さっています。自治体の業務は一言で表す事が出来ない程過酷な仕事です。少しでもお手伝いできるように協力体制で活動していかなければならないと、心から痛感しています。センターから引き出す事だけが目標ではありません。「収容頭数減少」「適正飼育」「終生飼養」が達成できた時に真の「殺処分0」と言う言葉が認められるのです。ポピーちゃんはまだまだ入院ですが頑張っています。皆様応援よろしくお願いいたします。
[2020/07/04 15:04] | 放棄・虐待 | page top
引き離すのが悩みます。

ピーチとチコはなぜこんなに着いているのでしょう。
引き離すのが悩みます。
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[2020/07/04 13:35] | 気になること | page top
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