昨日13日ご依頼を頂いています譲渡犬「ボーちゃん」のお迎えに行ってきました。

この子は収容時に衰弱で立つことも出来ない位に弱っていたそうです。手厚く治療をして頂き元気を取り戻しセンター譲渡犬として里親様募集をしていました。そこで当会の20数年来のお付き合いのあるS様ご家族が「若くないどんな子でも犬であればいいです。ご紹介ください」という有難いお話を頂きこの「ぼーちゃん」に決まりました。ボーちゃんと言う名前がこの子の本来の性格なのかどこかに病気があって大人しいのかセンターでは分からず診察のために直行でK動物病院に入院させました。S様は待ちきれないようでまだ茨城から戻れない時間から何回も心配でお電話をして下さいました。
あともう1匹の引き取り予定犬「テリア系」は飼い主様から連絡があり午前中にお家へ帰りました。
そしてもう1匹気になる子が。1カ月半ぐらい前に収容された茶色の中型「♀」の子は手からおやつも食べるのですが捕まえようとすると逃げ回ってしまいます。昨日檻の外に出してもらうため職員の方が中に入りロープを首にかけようとしてもなかなか捕まりません。しばらくすると抱っこされて出てきました。首輪も付けられ大人しく怯えることなく抱かれていました。野犬で怯える姿とは違うので「譲渡」をお願いし医務室に移動して慣らしてくださるとのことで今日はまず置いてきました。この子はイノシシの「くくり罠」に前足が挟まり釣りあげられていたところを通報があり収容されたそうです。どれだけの時間恐怖と痛みの中にいたのでしょうか。あどけないお顔の可愛い子です。

白い子の側にいる茶色の子です。名前を「めぐ」ちゃんと名付けました
4月から茨城センターでは「トレーナーさん」が来て下さり職員も一緒にトレーニングの勉強をすることになりました。当会もこれは前から要望してきた事案なので嬉しく思います。1匹でも家庭犬として最低限のしつけが出来てからの譲渡は里親様にとっても良い事ですから。1つ1つ進歩しながら「茨城県譲渡事業」が正常に推進していかれるように当会も様々な角度から協力してまいります。行政と敵対関係になり攻撃する団体がありますがそれは1つも犬達のためにならない行為です「常識的に理解できることなのですけど」。
昨日もセンター長様はじめ職員の方々と帰り際にお話の時間を頂きました。「ボランティア規約」の早期制定と「譲渡団体を認可」することの注意点、そして今後のセンターとしての方向性など当会の意見を聞いていただきました。自治体が出来る事は一気に達成は出来ませんが、長い目で1つ1つの問題点を解決していく事が将来の「殺処分0」に繋がります。今のこの状態が長く続く事は良い事ではありません「内容は非公開」。それまで当会も茨城に関わった以上尽力を尽くしてまいります。
フレーフレー「茨城センター」