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活動後記
昨日、いろいろと神経を使いながら向かった茨城県のセンター。収容頭数を超えてしまった超満杯状態の中に置かれている犬達は一番の犠牲者。「動物愛護」の意味を誤った活動をすることで反対な方向に向かってしまうのを当会は今までも多くの自治体のお手伝いをさせて頂いて見てまいりました。

様々な角度から「茨城県動物指導センター」を応援をさせていただいておりますが、それは「職員の方々の今までにない管理の努力する姿」を拝見し多くの団体様も「協力をして行こう」という気持ちは自然と湧いて来ることだと思います。これだけいる頭数の犬達の性格などを把握して下さって私達の譲渡にもとても参考になっております。

1匹の犬を引き取ると言う事はその犬の全てに責任を持ち里親様にバトンタッチしていくという、この譲渡活動は注意深く慎重にケアーをした上で里親様「第3者」にお願いをしなければなりません。ですので今後の「行政譲渡事業」にも同じような「譲渡条件」の元に里親様を探して頂きたいと切に求めます。全国に拡散したところで他県の各自治体にも犬猫の収容頭数はかなりあります。自治体の管理できる範囲内での「譲渡事業」をして行かなければならないと思います。

まして手術もしていない子猫がもらわれていった先の後追いケアーが如何に大切か。それが出来ない状態での「未手術での子猫子犬の譲渡」はかなり危険な事なのです。センターにいる犬猫の情報を全国に「拡散」したところで「出口対策」でしかない事で何の効果もありません。いかに繁殖を抑え収容される動物を減らしていく事に力を入れる「入口対策」を早急に検討をしてほしいと切に求めます。

また「認可譲渡団体」として申請されている団体を優先すべきで「認可未申請」の団体に譲渡する事は賛同できません。「会議に参加」したり「書類を作成」したり様々な角度で協働をしている認可団体様がある以上この「譲渡方法」のマニュアルも今後詳細に検討する必要があると思います。

「茨城県センター」を支えている常識ある多くの団体様の声を行政に反映し更に「素晴らしい体制のセンター」として全国の模範になる様なセンターにきっとなれる事を信じています。


昨日は初めてセンター訪問をして下さった当会のお預り人Y様と5,10日の月曜日と渋滞を覚悟でいつもより1時間早く8時半に出発。予想に反し11時30分にはセンター近くに到着してしまいましたが職員のお昼時間を取ってしまうのも悪いので近くの「丸亀うどん」を美味しくいただき1時に来所させていただきました。「訪問は1時間以内に」という決まりもありますので帰りも渋滞を避け2時には退所しました。ラッキーにも4時半には病院に到着。往復各2時間半〜3時間という「幸運な1日」でした。6匹の大切な命をのせて300キロの距離を走っていただきましたY様本当にお疲れ様でした。またその後のトリミングとお預かりしていただきました「FUN FUN」の皆様もお疲れ様でした。私もほとほと心身ともにグロッキーですが頑張ります。
[2019/04/16 13:51] | 保護、団体関連 | page top
トリミング
昨日引き取しましたメス犬4匹。チョコママさんがバリカンをかけ、里親様のS様、お店のお客様、そして搬送していただきましたY様などがお手伝いして下さって本当にありがとうございました。ここまで汚くされたまま生かされて来た50匹の犬達。どれだけ辛かったことでしょう。多くの皆様のお力で今回も多頭崩壊の子達が新しいスタートを開始できました。本当にありがとうございます。

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バリカンかけも大変な労力です。でもこの子たちは産まれて初めての体験だったのでしょうが頑張りましたよ。表面の毛は糞尿で固まりものすごい悪臭をはなしていましたが下の毛は真っ白。マルガリータさんですが毛が伸びてくれば可愛い子になると思います。楽しみですね。
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[2019/04/16 13:44] | 当会へのお問い合せ | page top
命のリレー
公表できなかった放棄のミックス犬50匹。認知症の老人がシーズー×ヨーキーの犬達50数匹を飼っていたが倒れていて緊急保護がセンターに警察から依頼があり12日夜、委託会社のSさんたちが今満杯状態の収容棟にどう保護しようかとやりくりを重ね以前使っていたガス室に通じる廊下にとりあえずの収容。

そしてオスとメスを分けて保護は出来ましたが皆ものすごい汚い状態でした。糞尿が固まり足から頭までぶら下がりどれだけ犬達は辛い日々を送っていたかが想像できました。5匹は浴槽の中で死亡していたそうです。水が飲みたかったのでしょう。ここまで増える前に近隣の方々が通報してストップさせることが出来なかったのか。

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<保護されていたメス犬達>


立ち会った社員の方は臭くてお風呂に入っても体に着いてしまった臭いが取れなかったとか。そんな中に小さな2匹の子犬がいました。弱っていてセンターのお世話をしてらっしゃるSさんが緊急保護し自宅で補液、砂糖湯、保温をして下さいました。しかしもうミルクを飲むことも出来ずただ横たわりぐったりしていきました。

日曜日でどこも病院はお休み。沢山の犬がセンターに満杯にされている現在「ある団体の脅迫で」世話にもかなりの時間がかか
りとても子犬をずっと世話が出来ないと思い当会で昨日引取りに茨城まで向かいました。途中様子を見ながら3時間はかかる道程がとても心配でしたが何とか病院に到着。

しかし首を曲げてしまって虫の息状態。病院に駆け込み先生達がブドウ糖の輸液等に努力してくださいました。夜病院からの電話。きっと死んでしまったと言う連絡かと思いながら電話を取りました。「何とか死ぬ寸前でしたが低血糖で朦朧状態だったけれどブドウ糖を入れていたら持ち返してきました。でもこのまま1日過ごしていたら夜には死亡していたでしょう」という言葉に「あー、助かった」と心から安堵しました。
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<酷い衰弱の子犬>


「命を助けたい」という一念で何団体かで助け合いながら引き継いでいった「小さな命」。しかしその事にも「何で全頭自分が引き出すと言ってあるのに他の団体に譲渡するのか」と文句を言ってきた団体があります。15日までセンターに子犬がいたら死んでいました。このように「譲渡事業」にも横やりを入れる人間。私達は多くの団体様がお互いに助け合いながら大切にしている「茨城県動物指導センター」をこの先、以前のような協力体制で「譲渡事業推進」に向かえるような方向で職員の方と共に努力をして行きますので皆様どうかご理解、応援をお願い申し上げます。



[2019/04/16 13:39] | 保護、団体関連 | page top
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