「犬猫救済の輪」の結さまが茨城県動物指導センターに提出されました要望書の回答が掲載されましたのでここに記載いたします。
http://banbihouse.blog69.fc2.com/blog-entry-6855.html 収容猫犬を全て「処分しない」という事は到底無理な事ですが飯田所長様、衛生課前田課長様も真摯に考えていただき将来に向けての回答を頂きました。 「センターホームページに収容動物を全て掲載」 これに関しては「人間との共生」が出来る個体のみの掲載にするべきだと考えます。全てを掲載した時、衝動的に「引き取る」と言うような里親様が発生する事が危惧されます。その為、再度咬傷事故、逸走、苦情対象になる動物が出ることは避けなければなりません。安易な気持ちでの「譲渡」になる事は避けるべきです。この件に関しては他県の自治体においての譲渡規約に定められている事と思います。 「ボランティア団体を他県まで広げ募集拡大」 これに関してはどのような団体かを慎重に見極めることが必要。それにはセンターからの回答のように現在の「認可団体からの推薦」が絶対条件だと思います。其のボランティア様が今までどのような活動をしているかの情報を確認しないと「虐待」「不妊去勢をしないで譲渡している」「ボランティアビジネスで利潤をあげている」「収容可能頭数を超えるような保護動物がいる」「保護した動物の引き出し後のフォロー-が出来ていない」等引き出された後で更に不幸になる個体が出る事を避けなければなりません。それには日本国中に譲渡範囲を広げることは管理が難しい為、賛成できない。認可団体を増やすことが解決策ではありません。「里親様に譲渡する」という活動は1つの大切な命を左右する事なので安易に行動することではないのです。 「譲渡が難しい動物」 全ての保護動物を「第3者様」にお渡しする事を前提でセンターから引き取りをさせて頂いております。しかし引き取ってから「病気などの疾患判明」「性格が攻撃的で危険の恐れ」「トレーニングしても効果が望めない個体」「高齢で里親様に御渡しをするにはご迷惑をかけてしまう」等、譲渡が出来ない個体に関しては各ボランティア団体で終生飼養をする覚悟での保護。またはセンターから「犬猫直接譲渡」ではなく「愛護団体が引取り後募集をかけ終生に渡り団体がフォローをして行く事での譲渡」をする。「お渡ししたら終わり」ではなく「お渡しをした時から里親様とのお付き合いが始まる」という気持ちをもって対応をすることが大切なのではと思います。その観点から「殺処分0」の定義を全て実現する事は不可能です。 「処分理由」 これに関しては回答書に書かれています理由がすべてだと思います。 自治体の「譲渡事業」とはなんでも処分をせずに「生かす事だけを優先する」事ではないと理解します。生かされている犬猫が「生きている事が幸せ」であると感じるような福祉の面からも了解出来る事でなければ反って苦痛を与え続けることに繋がります。その為には「不幸な命を作らないための不妊去勢手術の強力な啓発」「センターに収容される数を減らす為の飼い主の飼育レベルの向上」「飼い主に対する犬猫飼育の研修」「繁殖業者の指導強化」等、自治体として出来る事柄から「ボランティア団体と自治体との協働事業」を拡大するために良い方向に進めるような対策を要望いたします。 |
毎日のように攻撃をし職員の仕事の妨害をしているTさん。
あなたの言葉に恐怖感を抱きます。 各収容房にいる犬の数をメモし「隠れて処分したらただじゃおかない」との言葉。どこの団体様もこの様な暴言を発する方はいらっしゃいませんでした。茨城センターの譲渡団体様だけでなく他県の団体様からも「このようなやり方は賛成できない」という声が上がっています。 自治体と協働し「命を救う」お気持ちがあるのであれば「脅迫して処分を止めさせること」は正しい選択ではありませんね。今のあなたは何かに執りつかれたように「執念」だけでどんどん引き取り 大阪、京都、静岡と犬達をばらまき、万が一そこで逃げた時には他県の自治体にもどれほどの迷惑をかけることになる事はお分かりになりませんか? お会いしたこともない引き取り人に犬達を渡してしまう事はどれほどの危険をはらんでいる事か。それは「犬たちの幸せ」に繋がる事ではありません。「毒団子で楽に死ぬと思うな」という文字。なんという乱暴な言葉でしょうか.。「毒団子」等センターでは使用していません。どこからこのような低俗な言葉を選び使うのでしょう。 「動物愛護団体」の人間以前に1人の常識ある社会人でなければなりません。まして「教職の人間」として教壇に立つのであれば生徒たちも先生がそのような常軌を逸した行動をしている事を悲しむことでしょう。私達ボランティア団体は順番に犬達を譲渡し保護をしていただいています。貴女が何もすべてを引き出す必要はないんですよ。これでは多くの愛護団体様にも非常に迷惑をかけることになるのも気が付いてください。 それ以上にセンター職員の方々は日々の大変な仕事の中で心を痛めています。どうしてここまで「茨城県動物指導センター」を叩くのですか?どれほどの事をセンターはあなたにしたのですか?何もしていませんよね。愛護団体同士連絡を取り合いやりくりをしながら協力体制で活動していく事が大切な事です。 いつもお世話になっています一般社団法人「アルマ」様もブログに書かれています。やんわりとオブラートに包んだように貴女を傷つけない配慮のある言葉を選び記しています。多くの団体様も心を痛めているこの現実を少しでも気が付き人間として相手を思いやる気持ちをお持ちください。人間に対する優しさは「動物たちへの優しさ」に繋がる事ではないでしょうか? 長い当会の活動の中でこのような1団体個人が暴走する事は見たことがありません。一度頭を冷やし今ご自分が行っている事がいかに的を逸脱しているかに気が付いて下さい。CAPINのTさん。世界中にはもっと悲惨な犬猫達がいます。中国、韓国など残酷な殺され方をされて食べられている犬猫が膨大な数いるんですよ。少し広く世の中を見る目をお持ちいただきそのエネルギーを世界に向けて頂けませんか? 「アルマ」様のブログも転載いたします。 https://ameblo.jp/alma-soulmate/entry-12435253049.html |
川崎市動物愛護センターが移転し「アニマモールかわさき」と言うネーミングで「2月12日」オープンいたします。
![]() この名前は多くの方から公募し小学生の方が考えて下さったそうです。とてもおしゃれなデザインの新センターで見学させていただくのが楽しみです。 当会も譲渡団体として今まで沢山の犬達をお預かりしてきましたが職員の方々は本当に動物たちに愛情をかけお世話をして下さいました。下の収容房から目が届く2階の会議室に移動しサークルを置きそこに小型犬、シニア犬を保護し1匹ずつ譲渡会にも参加させてくださっています。 しかし、なかなかシニアのワンちゃんにはご縁が繋がりません。ここにシニア犬で家族を求めている子を掲載致しますのでどうぞ皆様お心かけてあげて下さい。 http://banbihouse.blog69.fc2.com/blog-date-20190120.html ![]() ![]() ![]() またセンターと愛護団体様共同参加の譲渡会も開かれています。ただ今までの施設は狭く車が何台も止められず当会は参加出来ませんでしたが今度は敷地も5倍ぐらいに広くなるとの事。これからは参加出来そうですね。開館曜日はどこの自治体も土日は休みになるため来場できない方も多くいらっしゃいましたが今度は「日曜日~木曜日」の開館となります。真の「動物愛護」の場として将来楽しみなセンターです。川崎市中原区上平間1700番地8です。皆様一度足を運んでみたらいかがでしょうか。 |
ワースト1であった茨城県はこの表をご覧いただければお分かりになるかと思いますが「譲渡頭数」は全国1になっています。成犬「819匹」、子犬「468匹」。これは多くの団体様が必死に支えてきた頭数です。
どこの自治体でも「殺処分0」を目指していますが現実は安楽死せざるを得ない個体もあります。いくら愛護団体が引取りを推進していっても蛇口を閉めなければ到底追いつく頭数ではありません。 昨日からただ茨城県のセンターを非難攻撃するような方々が業務に支障を与え実際そこで保護されている犬猫達は犠牲になっています。捕獲員の方までが犬の散歩をしたり、腰が立たない犬に介護ベルトを付けて歩かせてあげたり、センターとしてこれだけのケアーをしているところは全国にありますか? またCAPINさんのブログに「猫の処分された遺体が48匹あった」と書いていますがその猫達は交通事故で治療困難であったり収容されて来た時にはひん死の状態であった幼猫であったり、治療してもとても延命できない状態の個体です。 また「センターは団体に丸投げ」との事ですがこの活動はセンターから「引き取ってください」と頼まれて行っているわけではないですね。私達が少しでも不幸な命を繋ぎ生きられるチャンスを与えてあげたくて自主的に行っている活動です。そのような言葉はおかしいのではないでしょうか? 当会でも今まで引き取って来た中には1年以上保護していただいた犬達もいます。何でもかんでも事務的に「処分」をしているのではありません。アルマ様のブログを転載させていただきますが、一番大切なことは「不妊去勢手術をして飼う」「動物の命を引き受ける事の責任を自覚する飼い主の育成」を自治体と愛護団体が見本になるような活動をして行く事で「真の愛護」に繋がる事と思っています。単にセンターを攻撃し、世の中に配信してもそれは何の「動物愛護」に繋がらない事は皆様ご理解ください。 下記にアルマ様のグラフを転載いたします。 https://ameblo.jp/alma-soulmate/entry-12433857975.html ※画像クリックすると拡大します。 ![]() ![]() ![]() |
先日茨城県の「殺処分0」に愛護法違反と言う事でT様の掲載した動画でセンターは電話攻勢で職員の方がたが電話の対応に追われ今保護されている収容犬猫が置き去りになり、負傷動物の治療も何時間も出来ず、譲渡の情報も滞り、真の事実も知らない皆様が「SNSで拡散」したためにセンターにいる動物達が反って可哀想な状況になっています。
あの動画も編集されていてその前後のやり取りも伝えられず、皆様の動物を救いたいと言う気持ちが反って現在このような形でセンターの「犬猫達を苦しめる」ことになっています。茨城のセンターは本当に動物たちのために努力されています。子猫などの授乳にも午前担当、午後担当と業務を持ちながらシフトを組んで所長様も夜9時まで授乳をして下さっています。犬達にも1匹1匹声をかけて何とか慣らして譲渡に繋げようと努力をされています。何でもかんでも「処分をする」という事ではありません。 当会は内情を把握していますからこのようなT様の行動を静観していました。しかし皆様にお伝えします。このような真実を知らない方がただ「拡散してください」とホームページなどに掲載する事の無責任さには憤りを感じます。掲載すると言う事は「真実であるかどうかの確認をする」のは当然の事ではないでしょうか? 昨日も神奈川県のボランティア会議で他団体様からも茨城の事を聞かれました。皆様には説明をいたしましたが「そうだったんですか?それはCAPINの方がおかしいですね」と理解していただきました。CAPINの鶴田様、貴女の行ったことは決して「動物愛護」ではありません。本当に犬達を愛するのであれば今の状況に追いやった責任を自覚されてください。 私は今まで同じセンターに出入りしている他団体様の事「ピースワンコは除く」を非難する事はしませんでした。しかし今回だけは黙っていられません。茨城の犬猫達のためにもこれ以上、動物たちに犠牲を強いるような活動は自粛されるようお考え下さい。 |
昨日17日、神奈川県動物保護センターの愛護団体「ボランティア調整会議」があり当会から2名で参加いたしました。4月に新規オープンするセンターの名称は「神奈川県動物愛護センター」と改名になります。そして今後愛護団体と自治体との協働事業を推進するために、皆様からのご意見を出して頂きました。
当会としては ① ボランティア団体が保護している頭数が過剰になりスペースとお世話する人員の数をセンターとして把握しているかどうか。 これは出来ていない。 ② 愛護団体として活動し譲渡する際に「不妊去勢手術」をして里親様に渡すことは基本的な事。しかしそこが現在あいまいな形になり問題のある「ピースワンコ」も認可団体としている理由を所長にお聞きしました。神奈川の犬は手術して出しているが他県の犬もするという事ですか?との考えに唖然。やっと東京、神奈川では野犬もいなくなり、遺棄される子犬たちも殆どいなくなりました。それは今まで多くの団体様がきちんと「不妊去勢手術」をすることを実行してきた結果です。それを、広島から連れてきた犬を神奈川県、東京都に譲渡センターを作り未手術で譲渡している。きちんと行ってきた愛護団体を裏切るような譲渡方法をとっている団体は「認可するべきではない」と申し上げましたが、 にやにやするだけで回答なし。 ③ 「ボランティア規約」を今後作るとのことですが出来上がる前に一度閲覧させてほしいと要望する。 ④ ボランティア団体が50を超えている現在連絡もつかないような団体も出てきている。更新手続きする必要があるため2,3年に一度書面、活動内容を提出する事を義務化する。 このような事を要望してきました。 行政で出来る事は限界があります。そこを後押し、支えていくのが「愛護団体」の1つのお役目と思います。動物たちを守ってあげられる良い形になるセンターであってほしいと願います。 別件ですがセンターには「ふれあい用小型犬」が5匹います。その子たちはこの寒空に外の屋根だけある風よけもないコンクリートのフェンス柵の中に置かれています。「ホットカーペットなど置いている」という所長様に「小型犬は室内に入れてあげないといくら温かくしてあると言っても風を受け安眠は出来ません。せめて夜だけでも室内のケージに入れてあげて欲しい」と言いましたが、「考えておきます」と言うだけ。365日24時間、夏でも冬でも、雨の日も、風の日も、雪の日も関係なく外に皆で固まっています。今までにも一般の方から「小型犬を外で飼っている、どうしたらいいでしょう」という相談が会の方に来ることがあります。それを「生かす施設」という神奈川県のセンターでこのような可哀想な保護状態を継続している事はどうなのでしょうか?チワワなどはメキシコ原産の暑い国の犬です。専門家がいるセンターでこのような状況下に犬を置いている事を考えてしまいました。早急に対処お願いいたします。 |
現在「殺処分0」という言葉を耳にすることが多くなりましたね。それはそれは私達の会が発足した当初は考えられないような言葉でした。毎日毎日収容車が帰ってくると満杯状態。子犬たちはカートに入れられ、すし詰め状態になるほどの数。保護収容をすることなく「伝染病が蔓延していましたので」即日麻袋に入れられ小さな冷蔵庫のようなガス室に袋ごと積み重ねられ窒息死させられてきました。
職員の方が朝来ると玄関先に段ボールが置かれ「不要犬」と書いた紙が貼られガムテープで出られないように止められ、私が開けてみると生まれて1週間ぐらいの目も開かない子犬が8匹ぐらい入っていた事も有りました。当時はそんな状況でしたから捕獲職員の意識も低くある時戻って来た捕獲車から1職員が両手に何かをぶら下げて歩いてきました。車の中からよく見ると子犬2匹の前片足をもってぶら下げてきて2メーターぐらい先にある処分用のケージにボーンと投げ入れました。「入ったー」と喜んでいる姿を見て思わず車から飛び出し「何をしているの—」と怒鳴り飛んで行った事も有りました「神奈川県動物保護センターでの事」、 また収容房のガラス越しに見ていたら1人の捕獲員が怯える犬の首にロープをくくりぶら下げ足でけっています。見ているとその子は苦しくなり口から下が出てきました。私は思わずガラスをバンバン叩き怒鳴りました。出てきた男は「仕事の邪魔をするんだー」と怒鳴り側にあった木製の箱を足でけりました。怯える犬を捕獲する練習をしていたとの事。後日始末書を書き東京都の本所、多摩支所の所長が謝りました。 このように30年ほど前の収容所は犬であふれかえり収容された犬は飼い主返還、動物実験用の学術譲渡、拾得者譲渡以外「全頭処分」という法律でした。その様な中で当会は何とか「譲渡の道筋を付けられないか」という事で翻弄してまいりました。まず増えないように「不妊去勢の推進」に力を注ぎ、多くの愛護団体様と一緒にキャンペーン、パネル展などを定期的に行いやっと30年の年月が今の「殺処分0」という展開に繋がりました。 しかし現在その「殺処分0」が自治体の犬猫達にかえって過酷な状態においてしまっているのも現状になりました。いくら「愛護団体譲渡」で引き取ってもらってもどんどん入ってくる犬猫に引き取りが間に合いません。その上「譲渡不可」の犬も沢山います。ピースワンコのように「全頭引き取る」という事で引き取られた犬達がセンターにいるよりもっと残酷な環境下に置かれ「未手術のままなので」かみ殺し合い、妊娠し新生児は食べられ、また未手術の犬が脱走し、閉じ込められた犬は人間恐怖におびえながら生かされているだけ。これは動物たちの福祉に関しても賞賛されるものではありません。今、ある自治体でこれと同じようなことをしようとしている団体があります。「処分0」にするため「全頭センターで飼育しろ」と訴えています。それをしたら問題のある犬達は一生「生き地獄」になるのです。 当会は「殺処分奨励」をしているのではありません。 今の現状で「センターで全頭飼育する」という事は犬達のためにも最良の選択ではないという事。数が減ればそれも夢ではなくなると思います。それには「収容される数を減らす」ために「不妊去勢手術に自治体も積極的に動く」「飼い犬には必ず鑑札を付けさせる」「動物を飼う事の責任感を飼い主が持つための啓蒙運動」。その様な事が成し遂げられた時「センターで看取りまでの飼育」が実現すると思っています。 いくら髪を振り乱し「処分を止める」と目先の事だけに走り回っても現実を総合的に判断をし先を見据えての行動をしなければいつか「愛護団体崩壊」という悲惨なことが起きます。 一番悪いのは「最後まで飼わない飼い主」。 攻撃の先は「センター」ではなく「無責任な人間、飼い主」にある事もT様気が付いて下さいね。私達はセンターと協働体制で今後とも良い方向に進んでいくように協力を惜しみません。「殺処分継続〇年」という言葉は決して賞賛されるこことでもなく犬猫にとって幸せな事ではない事。世の中の多くの方に知っていただきたいのです。犬はただセンターの檻で一生を終える事ではなく「1匹ずつ愛情をかけてもらえる飼主の元で生きる事」が本当の姿と信じています。 「命を救いたい」と思っているのは愛護団体だけではなくセンターの職員全員の方のお気持ちでもあります。お互いに理解し合い解決策を探していきましょう。20年ぐらい前明日処分される1匹の白い犬が手を合わせ拝むようにこちらを見ていた姿が今でも目に映ります。あの処分された子の「殺さないでください」と言っているような願いが叶うように今までも活動をしてまいりました。しかしいろいろな問題が発生してきて終わりのない活動なのかもしれません。口のきけない小さな命を守ってあげる事の意味が誤解されないような社会になってほしいと思います。 |
今日「奈良県動物愛護センター」「中和保健所」に電話を入れました。
昨年12月28日、奈良県葛城市の山の中にある繁殖場施設が全焼し40匹の犬が焼け死にました。ここは8年前にも火事を起こし70匹が焼け死んだ何とも許せない業者の繁殖場です。 帝王切開も自分でお腹を開けて子犬を取り出したり、繁殖用にならない小型犬をドラム缶で焼き殺していたという事で通報した方がいて県で捜査が入ったそうです。しかしながらそれだけの「動物虐待」に値する行為をしながらも「証拠が無かったのか」1回目の火事が起きた後も営業を続け今回また40匹もの犬達は生きたまま焼け死にました。 どれだけ苦しかったことでしょうか。生きていた5匹の犬達は今愛護センターで保護されていました。「今後は処分という事にはなりませんか?」とお聞きすると「譲渡団体さんが里親探しをするという事で調整中です」というお話でした。そして「動物取扱業の申請」を認可している保健所の生活衛生課に電話をすると「今回は廃業するという事です」との事。「廃業の書類は提出されていますか?」と聞くと「出ています」という回答でしたのでやっとこれ以上の不運な犬達は出ないと安堵いたしました。 何度も子犬を産まされケージから一生出る事もなく思い切り走る事も出来ず、太陽の下、散歩の楽しみも知らず、ただただ産ませるためだけに生かされてきた犬達。その最後がこんな檻からも逃げられず焼き殺されるなんて、日本の「動物愛護法」は何の効力もありません。しかしこのような繁殖場は日本中にものすごい数あります。今までも繁殖場の火事で多くの犬達はケージに入れられ逃げることも出来ずに死んでいった事件が多数ありました。 繁殖場に人がいない。その様に命を保管している場所に誰もいないという事自体「取扱業」の条項を見直すべきではないでしょうか?ただお金になれば良いという人間の「命を売る」商売がこの世に存在する事は許せることではありません。亡くなった犬達は今やっと「産む苦しみ」から解放され自由をこんな形で得ることが出来たなんてあまりにも無慈悲な最期でした。110匹の子達、ゆっくりお休みなさい。 |
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