無責任な飼い主が多いために犠牲になる犬や猫が後を絶ちません。「殺処分0」と言う言葉に課せられる大きな負担、責任をいかがお考えでしょう。各自治体は犬猫を収容し飼い主に返還、又は譲渡の場として業務を展開しているわけですが愛護団体がいるからと全てを引き出してもらえるわけではありません。
それでは残った子達はどうなるのでしょう。皆様はそこを考えたことはおありでしょうか?何年間も地下室に収容されて生かされているだけの毎日を送っています。愛護団体も頑張って保護をし譲渡会を開催、新しい飼い主を探す活動をしていますが、このところ多頭の崩壊が増えています。 センターに入れられないからと先日も茅ヶ崎市で「30匹のばらまき譲渡会」が開かれました。狂犬病も未接種「法律違反」、人間に感染するかもしれない皮膚病、妊娠しているかもしれない犬。膨大な医療費の負担を里親様に押し付けることになるかもしれません。その場からただ犬がもらわれていけば「大成功」と言えるでしょう。然しそれが犬の生涯を託す方法としていかがなものでしょうか? 熊本市愛護センターの職員の努力する様子がテレビで放映されました。70匹を超える犬が収容され定員オーバー。通路まで犬が繋がれています。そうしてでも収容をしているのです。茨城県のセンターも80匹以上の犬を何とか保護しています。しかし神奈川県はたった30匹しかいない収容犬でもう置けないとの事。昔、神奈川県のセンターにはものすごい数の犬達が毎日収容されてきて各檻の中は満杯状態でした。小型犬も猟犬も皆一緒に大部屋に入れられていました。子犬たちはカートにすし詰め状態。即日処分されました。ですから毎日成犬はガス室に送られました。 その当時の職員さんの心労は言葉にならないほどの辛さだった事でしょう。ある職員の方が「毎晩うなされるんですよ。もうこの仕事に耐えられない」と悩まれていた言葉が今でも忘れられません。本当にお気の毒と思いました。然し今回のこの「30匹がセンターに入れば即処分が始まる」と言う宣伝文句で多くの方が集り先着順でどんどん渡されていった犬達。これが行政の新しい譲渡方法だと言うのであればもう「新センター設立」は必要ありません。 ただセンターに犬を入れないために「ばらまき譲渡会」を開催するようでは「センターとしての機能」は果たせません。センターの役割とは「動物の幸せと共に飼い主のモラル向上」も併せて啓発していく事と思います。不妊去勢手術の必要性も重視しない団体もありますが、今収容頭数が減少し「殺処分0」にまでこぎつけたのはどうしてでしょう。それは必死で手術を継続していった効果なのです。 なぜ茅ヶ崎市は黒岩知事が公言をした「殺処分0」を崩すような文言を掲載したのでしょうか?そんなに知事の公言は効力を持たない軽薄な言葉だったのでしょうか?時代と共に改善されて来た動物行政を逆行させるような誤った「ばらまき譲渡会」は今後2度と行わないでほしい。 |
昨日13日、川崎市のH様のご愛犬ヨーキーのチェリーちゃんが天国へと旅立ちました。11年前にリピーターとして再度ヨーキーのチェリーちゃんを引き受けて頂きました。癲癇症状が出て、ずっとお薬を飲んできたそうです。最近は発作も少なくなり平和な毎日を送っていました。しかし「アジソン病」ではないかとのことで、まるで食べられなくなりそれでも歩いていたそうです。ただ昨日は朝から体の置き場が無いように落ち着かず触ると体が冷たく感じたそうです。夜はお母さまのお布団で一緒に休んでその時には足の温かさを感じたそうですが朝見るともう息をしていなかったそうです。なんと安らかな旅立ちだったのでしようか。1代目のナナちゃん2代目のチェリーちゃんを幸せにして頂きまして本当にありがとうございました。
今日14日、ゴールデンのゆいちゃんが天国へ旅立ったとのことでY様よりご連絡を頂きました。もう10年ほど前に引き取ってくださいました。このY様も1代目ハスキー犬の「ひめ」ちゃんの里親様でした。それは大切に管理し、最後までお世話を頂いた方です。そして今回のゴールデンは2代目年再度当会の保護犬の里親様になって頂いたのです。「本当に良い子をお世話していただきありがとうございました」と留守電に入っておりました。長い間本当にありがとうございました。 このように当会の里親様方は1代目2代目と里親様になって頂く事が多くそれはこの活動を通して多くの方と良いお付き合いをさせて頂けたこちらの方が感謝いたします。犬の命、将来を安心してお願いする事が出来ました。皆様どうもありがとうございました。 |
今日は市会議員様4名、愛護団体、個人ボラさんたち12名で10月29日に行った「緊急30匹譲渡会」の説明を頂くために茅ヶ崎市役所に出向きました。詳細は後日ご報告いたしますが知事の公言である「殺処分0」の言葉に反する「センターに入れれば即殺
処分される」と言う虚偽の宣伝をした事。全部その日に「訂正するよう」に要望したにもかかわらず公的機関である市がそのまま掲載したことの責任の重大性。 また飼い主が4年間も登録、狂犬病もせず放置したことに対し何の指導もしていなかったずさんな管理。今回「狂犬病未接種」のままで一般人に譲渡したことの違法行為。狂犬病の恐怖を自覚しているのかとかなり抗議いたしました。神奈川県の認可団体が50団体もあるが「団体が保護する」と言う対応にも従わず何のケアーもされないまま里親様に渡したずさんな行動。団体に保護してもらいケアーが済んでから譲渡会に出してくれと言う申し出に対し「茅ヶ崎市民優先で譲渡する」との事で強硬に開催した。 しかし実際に茅ヶ崎市民にはたったの6匹、茅ケ崎市以外の県内23匹、県外「山梨、長野、東京」に3匹を引き渡したようです「数が合いません」。この犬達の「手術結果、狂犬病接種の有無」の今後の確認はかかわった団体ではなく行政がやるとの事「今後確認します」。また里親様からお預りした「手術お預かり金1匹につき3万円」を誰が管理しているのかと言う質問には「愛護団体に渡した」。然しこの26匹分の大金を何の書類も交わさず愛護団体に渡している事に対しずさんな対応をした保健所には抗議の声が上がりました。 飼主に指導する立場の公的機関が自ら「違法行為」をしたことに対して、しどろもどろの職員たち。開示請求した「誓約書の内容」を突かれ「手術する期日を明記していない」事に関しある団体が電話での調査では「明記してある」と言いながら実際には書かれていなかった。今後は法律の認識もしていない偏った団体に依頼することはせず、このような形での譲渡会の開催はしないとの事をこの場では発言しましたが監視していかなければなりません。 「殺処分されてしまう」と言う脅し文句を見た300人もの方が駆けつけて下さったお気持ちも裏では裏切るような対応をしている行政。これに関しては今後「謝罪文」を出す事を確約していただきました。「大成功」と喜んでいたようですがどこが「大成功」なのでしょうか。「犬の幸せのための譲渡会」ではなく面倒なことはせずに貰われていけばその後は関係ないと言うような気持ちで行われたこの譲渡会の傷は大きい。 |
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