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子供たちへ、ママは天国へ行きました
平成20年12月15日に神奈川県動物保護センターから引取りましたコーギーのきなこちゃんが亡くなったご連絡を頂きました。この子はブリーダー死亡とのことで収容されていましたがすでにお腹はパンパン。年末という事でセンターでお世話が出来ないとのことで当会で引き取りました。

その2週間後の30日4匹の赤ちゃんを出産。1匹はすでに死亡していましたが3匹の子犬達は病院の奥様が育ててくださり皆健康に育ち3月末には里親様の元に新しいスタートが出来ました。

ママのきなこちゃんは本当に性格の優しい子で初心者向きではないと言われるこの犬種ですが21年6月に横浜市のk様のご愛犬としてご縁が繋がりました。お届けした時にまだお小さなお子様もいらっしゃいましたがケージにお子様が入って皆で大笑いした思い出があります。

今回きなこちゃんは鼻腔がん、膀胱がんと大病を患いK様ご家族は最期まで看護してくださいました。そして今年7月16日明け方お子様が「きなこが息していない」と気が付いたそうです。それほど安らかな旅立ちでした。当時4歳との事だったきなこちゃんは12歳にはなっていたと思います。

きなこちゃんの子供たち「キキちゃん、ナナちゃん、ココちゃん」。ママは幸せな思い出を沢山もって天国に旅立ちましたよ。きっとお空からあなた達の幸せを願っている事でしょう。

最期まで愛情かけて下さいましたK様ご家族の皆様本当にありがとうございました。


PS.
私事ですが今までなぜか「最近どうしているかな」と気になった子は、その後「旅立ちのお知らせ」「病気のお知らせ」等を頂くことがとても多いのです。不思議なのですがその子からメッセージを送ってくれたのかと思っています。
[2017/08/21 11:04] | お知らせ お願い お礼等 | page top
飼い主の無責任さから
6月の末あるセンターに収容された1匹の黒白のオス犬。この子が道路を歩いていたのを目撃されたK様は「車にひかれる」と思い保護してくださいました。呼ぶとフレンドリーに寄って来たそうです。そして警察にお届して下さいました。その後気になさって問い合わせされたところセンターに送られてしまったことを知り相談がありました。

しかし当会も多頭崩壊の子達もいて満杯状態。k様は「自分では飼えないが保護することはします。何とか助けられないでしょうか」との事。それから1か月たちセンターも満員状態になりどうにかしないといけない状況になってきました。センターからの電話で「散歩してくれる職員にも首元を狙って噛みます。引き取り依頼が無ければこちらで検討させていただきたい」という話しでした。

そこでk様は犬小屋などをご用意し引き取り日まで決め当会からお願いした団体様に立ち会っていただくように段取りをしていました。しかし又この子は職員の方が水を取り替えようとしたときにいきなり手を咬んでしまったのです。食べているときにボールを取ろうとしたのでこちらも悪いのですと言いましたがこれは譲渡犬としては問題。

その後手術もセンターで済ませていただく事に話しをしましたが、しかし押さえつけると本咬みしてきて手術も難しいとお電話がありました。これでは今後里親様も見つけることが出来そうにありませんしまず保護中に、お子様、飼い犬、他人様を怪我させることも危惧されます。そこでk様ご夫妻がセンターを訪ねこの子に会い無理ならあきらめるとのことで訪問してくださいました。

「保護した時には弱っていたのか大人しく少しは警戒心はあったが車にも乗せて警察まで運ぶ事が出来ました。しかし今日はリードを持つとかなり抵抗し自分には無理と判断いたしました」と連絡が来ました。

最初はニコニコとフレンドリーにふるまいますが一度気に入らないことをされると首元めがけて咬んでくるそうです。子犬の甘噛みを制止せず放置し成犬になってからは本咬みになったようです。無責任な飼い主は捨ててしまったのでしょう。

まだ若い子の子はトレーニングをすればもしかしたら治るかもしれません。しかしこんなに収容犬が多ければ1匹だけに時間を割くことはどこのセンターも出来ません。飼主は今頃この子の事も忘れせーせーした気持ちでいるのでしょう。愛情をかけて保護し心配して下さった飼い主でもないk様には本当にご迷惑と心痛な気持ちを持たせてしまいました。

「殺処分0」になったとしても人間との共存が出来ない子は処分されます。それは仕方ない事だと思います。自分の育て方を間違い何の努力もせず捨ててしまう飼い主。「赤い首輪」を買いこの子に付けた時の気持ちはもう無くなってしまったのですか?
[2017/08/21 10:36] | 放棄・虐待 | page top
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