昨日は霞が関の「経済産業省分室」にて環境省動物愛護管理室の室長Nさまに要望をしお話の場を持っていただきました。「個人譲渡、団体譲渡にかかわらず、愛護センターから譲渡された犬猫には不妊去勢手術を必ず行う」旨の内容で譲渡要領等が全国で統一されるように各自治体に通達をしていただくよう要望いたしました。
それはセンターから直接譲渡された犬猫に関しても「不妊去勢手術等を行う事」という「等」とは手術以外にも「オスメス分離して飼う、檻などに入れて隔離する」事も含まれます。 しかし皆さま考えてみて下さい。発情したメス犬が側に居たら「近所にいたら」」オスは側に行きたくて脱走したり、興奮したり、飼い主を咬んだり、犬同士喧嘩が始まったりと精神的ストレスは絶大です。それが確実に出来ていたのならこんなに収容施設に子犬子猫が送られ処分されて来た事はないと思いませんか?。 先日起きた江戸川区多頭崩壊の85匹の犬達の事件がそれを物語っています。今まで多くの愛護団体様、ボランティアの方が必死に手術を実施、啓発してきた事で処分頭数も減少してきたのです。それをひっくり返すような譲渡を行っているピースワンコ様にも理解をしていただきたいと思います。 広島県のセンターから「全頭引き取り」というキャッチフレーズで引き取りをしていますが、やはり野犬も多く里親様に渡せないような犬達も沢山この団体の施設に保護されていますが手術をしないのです。またそのような犬がもし第3者に譲渡され逸走した時には2度と捕獲できません。また繁殖が繰り返され数年後にはその地域でまた収容、処分される犬が増えることになります。 「愛護団体の基本的理念」である「手術実施」をしないでお渡しすることは誰が考えてもそのマイナス面が大きい事は分かることです。犬達がセンターからシェルターに移動しセンターは数が減ってもピースワンコのシェルターにはどんどん溜まっていく事になります。置く場所がなくなればまた更に他へシェルターを建設し「ふるさと納税」を集め寄付を募る。これでは真の動物愛護のための活動と言えるのでしょうか? 大西氏いわく「犬は商品だ」との考えをお聞きし、ご寄付をしていただいた皆様の善意が無にされています。そのためにも全国にある自治体施設から譲渡される犬猫にはかならず「手術実施」を団体譲渡、個人譲渡共に徹底していただくよう訴えています。 ピースワンコ様。あなたも「多頭崩壊の前衛軍」であることに気が付いてください。 「日本の保護動物の未来を考えるネットワーク」の皆様と共に要望していきます。 |
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