「殺処分0」の知事の公言から処分がされなくなり
いつまでも引き取り手が出ない犬達は 数年この冷たいコンクリートの上で陽にも当たることもなく毎日生きているのです。 今回ある団体が「センター見学会」を開き参加された方が説明された内容を聞き 「ここにいる犬達は広い場所なので何年ここにいてもストレスがないんですよ。 反って環境はいいんです」という話しを聞かされ 「神奈川の団体さんは皆、この収容施設にいる犬達がストレスがないと思っているんでしょうか?」と 違和感を感じたという意見が聞こえてきました。とんでもありません。 冷たい硬いコンクリートの上で落ち着く場所も、毛布1枚の敷物もなく 人間が下りて行かなければ電気も少なくされた薄暗い檻の中で 2,3年いたと考えてもそれを「ストレスがない」とはどうして言えるのでしょうか? 特に老犬達は最期をこのような環境で終えて行くなら何もせず 放りっぱなしの施設は「愛護センター」とは言えません。 他県のセンターでさえ毛布を引いたり、 コンパネを置き高さのある場所を設けるなどして工夫管理してくださっています。 もしそうであるなら何も 「処分する施設ではなく生かす施設に建て替える」という事で寄付金も集める必要もないのですから。 当会をはじめ事情を把握している多くの団体様は1日でも早くこの場所から 犬達を暖かな明るい場所で過ごさせてあげたいという思いで走り回っているのです。 そして今回、発起団体が集まり来場者様が来やすい日曜日に 「サンデー譲渡会」を企画し2回が終了し4匹の子達が幸せなスタートを切ったのです。 地下室にいる犬をシェルターがあるからと団体が引き取っても それは単に移動しただけで「幸せな譲渡」ではありません。 センターは収容犬が増えてくると困るので 引き取ってもらえるならとお願いしてしまう事も痛しかゆしです。 ただ「不妊去勢をしない譲渡をする団体」には 決して今後譲渡をしないでほしいと強く要望します。 収容される頭数を減らす事。 それには不妊去勢手術と鑑札の装着「マイクロチップ」をすることは前提条件です。 将来は真の意味での「殺処分0」と言える日本になってくれることを願います。 |
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