しばらくご無沙汰しています川崎のセンターから保護依頼があり
シュナウザー放棄「飼い主高齢のため世話が不可能」と 3カ月前に遺棄収容されたダックス「♂」を引き取りに K動物病院の奥様が行ってくださいました。 なかなかセンター譲渡会に出しても里親様が見つからないとの事。 そして愛護団体様からも引き取りの声が無いと困っていらっしゃいました。 丁度タイミングよく当会の保護犬達が譲渡会で ご縁が繋がり出て行く事になり保護場所を確保できました。 これから「殺処分0」を推進することはとても良い事ですが 「犬猫を最後まで飼えるか」と言う点で飼育を始める前に 飼う方は良く考え、経済的、体力的、時間的、家族構成など様々な観点から考慮し 「命を引き継ぐ」家族として迎えてほしいと思います。 衝動的に店先で「あー、可愛い、買おう」と言うような 安易な気持ちでお金と命を交換しないでください。 しかし 人間ですから不慮の事故、病気等が起きることは想定できません。 その時こそ自治体への相談、愛護団体へのアドバイス依頼も仕方ありません。 ただ「犬が高齢になった、自分も高齢になったので世話が出来ない、 吠え声で近所から苦情が来た、犬が病気でお金がかかる、子供を咬んだ、 子犬がどんどん生まれて頭数が増えすぎた、引っ越すので連れて行けない、 離婚するのでどちらも引き取れない、飼ってはいけない住まいで飼い大家さんに見つかった等」 今まで放棄する人たちの起こるべきして起きた勝手な理由です。 最初からわかるはず。 今後このように「飼い主放棄」がどんどん増え 「殺処分0」だから処分しません「出来ません」となればどうなるのでしょうか。 「愛護団体と協働して」と言われてもすべての犬猫を引き取れることは出来ません。 医療費、食事代、日常のペット用品、トリミング代、人件費、運搬代、電気、ガス、 水道代そして最後まで看取る子は火葬代、埋葬代もかかってきます。 愛護団体とて皆様からの有難いご寄付で活動できるのですからその資金も限られています。 「動物の命の尊厳」を守ってあげることは素晴らしいことですが 各自治体でそれを推進できるのは限られた県でしか出来そうにありません。 今までのように事務的に「期限が来たら処分」と言う流れが 「チャンスを与える」と言う観点で延長保護していただけることは本当に有難いです。 どの子も何の罪のない動物たちです。 出来る限り「命を繋ぐ」方向で日本も動き出しています。 皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 |
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