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虐待被災繁殖業者
昨日常総市の被災した繁殖業者が書類送検された件で
引き取られた犬達のその後を取材させてくれとの依頼があり
急なことでしたからヨーキーのまみちゃんだけが参加してくれました。
今日6CHの「朝チャン」と言う番組で放映されましたが
この業者の爺さんのところに2匹の犬が残されていることを昨日の取材中に知りました。
27匹と聞いていたのにセンターに収容されたのが25匹
「後に1匹死亡」だったため頭数が合わないと思っていました。
取材の方がアポなしでこの業者の家に待ち受けていましたが
夜10時になりやっと部屋に明かりがともりました。
2匹の犬は外のドアーもないプレハブ小屋の中にケージに入れられています。
寒い風も吹きこむ中、日も当たらず黒ラブとFブルは置かれています。
この子達は高齢、足に障害があるなどの理由で
警察がペットとして飼うことを認めたようですが
このような飼い方をした人間にどうして犬を渡しているのでしょうか。
ここに置かれていた犬達の多くは声帯を切られています。

被災前には50匹もいた犬達は棚のようになっているところに
ボイジャー、ケージに入れられ積まれていた写真がありました。
確かにここに50匹もいたら声は筒抜けで外に聞こえることでしょう。
以前天ぷらを揚げていた火が原因で全焼し犬達30匹を焼死させた事も有ります。
それからまた犬を増やしたのか鬼怒川決壊の時には
半分の犬がケージごと流されて死亡しています。

このように管理もまともにできない、何度も多くの犬の命を死に追いやった業者に
「動物取扱業の登録」をどうして剥奪できなかったのでしょうか。

今回も犬達が警察の要請でセンターに保護された後も
「まだ繁殖を続ける」と言っていました。
やっと自ら「廃業届」を提出したため24匹の命はつながりました。

またNPO団体[CAPIN]様が県に公開質問状を提出しましたが
そのお決まりの回答を見て非常に県の対応の緩さに憤りを感じました。
これでは今後多くの繁殖場の取り締まりも効力がないでしょう。
日本全国に膨大な数ある子犬工場「パピーミル」が
1年間に売られていく75万頭の命を産出しているのです。

皆様も店頭に物のようにケースに入れられて展示されている
子犬子猫の親犬「親猫」達の事を考えてあげて下さい。
過酷な毎日を送り一度も広い場所で思い切り走ることもなく一生を送っているのです。
「繁殖場は動物虐待の場」と言っても過言ではありません。
環境省も「繁殖場の監視、指導を厳しくする」と言う発表がありましたが
いくら目を光らせても法の裏を上手く生きのびる悪徳業者も無くなることはないでしょう。

こんな命を生産する繁殖場がある事は日本の恥です。
真のブリーダーさんから親犬、兄弟も見せていただき
指導を受け引き取るようにすることが健康な子犬子猫を家族にすることが出来るのです。

また当会も活動をしています「保護犬、保護猫」を家族に迎える事も
今後世の中に浸透していく事を願います。

「店頭に並んでいる子犬子猫をお金で命を買うことはしないでください」


[2016/01/27 20:06] | お便り お礼等 | page top
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