逃げた犬の拡散掲載が出ています。
1月2日茨城県日立市に帰省した時に逃げたミックス犬「あんこちゃん」。 愛護団体「アルマ」様の里親様で埼玉県のセンターから個人保護された犬とのこと。 茨城県では首輪がついていない犬は沢山うろついています。 知らない場所で迷子になりどれだけ不安な日を送っているのでしょうか。 旅行、帰省など未知の場所に行くときは絶対に 「名札、鑑札」を付けることは飼い主としての常識であり愛情です。 あちこちで「犬が逃げてしまった。掲載協力お願いします」と言う問い合わせが今までも沢山来ました。 いつも残念に思いますがどうして「名札、鑑札」を付けないのでしょうか? 当会はかなり厳しく里親様、お預かり人の方にも 「常時首輪と名札を付ける事」を厳守していただいています。 逃げた犬を探すことは想像以上に大変なことを皆様は逃がしてから気が付くのです。 でもそれでは遅すぎます。 新聞、張り紙、警察、動物保護センター、動物病院、ネットなど その労力と精神的負担を考えたら「名札」1つつけておけばまず半分は安心です。 たとえ万が一交通事故にあって運悪く死亡していても連絡をもらえます。 しかし何もついていないで逃げた場合非常に見つけることは困難で、 今頃どうしているのだろうと言う心配は尽きません。 そんな中で諦めてしまう飼い主も沢山います。 まして性格が怖がり「シャイ」な子は連絡先を付けておくことは必至です。 「犬は逃げるもの」と思って下さい。 せっかく助けた命がまたどこかで不幸になるなら「保護活動」の意味もありません。 「犬は口が利けません」。そのために人間が注意してあげることは当然の事。 この間お届けした保護犬の里親様がアメリカにいらしたとのことでお聞きしました。 「日本ではほとんど付けていませんが海外の犬達は皆、 首輪にネームプレートを付けています。どうしてでしょうか?」と尋ねると 「店に機械が置いてありその場で入力するとネームプレートが出てくる。 そのぐらい犬に付けることが飼主は常識になっているんです」とのお話でした。 やはり動物と向き合う姿勢が日本とは根本的に違うのだと感じました。 何度も言います。 「皆さま愛犬には必ずネームプレートを付けてください」 |
三春シェルターが閉鎖になりましたが
被災犬の処分は出来るだけ保健所でもしたくはないそうです。 まだ現地に残されている犬達が捕獲されて来れば 1か月後に「譲渡対象」として対応すると変更になりました。 しかし元飼い主が名乗り出なかったり、 里親希望がない場合には処分もやむを得ないとのことです。 全国ではまだ「殺処分」される犬猫は後を絶ちません。 この被災犬だけが処分対象になるわけではありませんが せめて今まで安心して生活していた子達があの震災で飼い主と別れ、 誰もいなくなった場所で今まで生き抜いてきた子達です。 何とか生きられる道筋を付けていただきたいと思います。 この震災の爪痕は消えてはいません。 被災地に今だ残されている家畜たち、犬達、猫達、寒さの中 満足に食べるものもなくボランティアの方が 毎週エサやりに通ってきてくださるので命が繋がっています。 これから雪も降り車も入れなくなれば食べるものもありません。 国はこの子たちの事はもう忘れ去ってしまったのでしょうか。 |
| ホーム |
|