保護犬の里親様から2匹の子の旅立ちのお知らせをいただきました。
1996年6月29日我が家から650グラムの小さな子犬を家族にしていただきましたM様から 昨年8月7日アトム君は老衰のため天国へと旅立ったとのお手紙をいただきました。 18歳と3か月の生涯を終えました。 「ヤンチャに振り回されたり病気や怪我に心配した事も有りましたが 一杯一杯楽しい思い出をもらいました」とありがたいお言葉が添えられておりました。 悲しみでお知らせが遅くなりましたとのお言葉に アトム君の存在がどれほどご家族様にとり大切な存在だったのかお悲しみを痛感いたしました。 また今日15年前9月に世田谷のセンターから引き取りましたワイヤーフォックステリアのロン君が 昨日天国に行きましたとの留守電が入っておりました。 まだまだ悲しみのご様子で青葉区のK様にお電話を差し上げますと、 声を詰まらせていらして、「病気で」と話されるのがやっとで それ以上のお話ができず私までもらい泣きしてしまいました。 本当に皆様15年以上前にお世話になりながらもこうしてご丁寧に、 きちんと旅立ちのお知らせまで下さり心より有難く この子たちを助けてきて本当に良かったと思いました。 どこかにこの子たちに関わった元飼い主がいたはずでしたが それ以上の楽しい生涯を里親様のもとで過ごしそして安心して星さまになっていった保護犬達。 「1匹の命」をこれほどに愛情を注いで頂き、最後涙を流してくださる家族に見守られて 生涯を終えていかれた子たちは最高の幸せを背負って天国へと昇って行ったことでしょう。 どうぞ涙の中にこの子たちだけの大切な思い出を心の中に生き続けてあげてください。 長い間本当にありがとうございました。 |
毎年東京都の譲渡認可団体講習会があります。
今年は会のスタッフT様が代理で出席くださいました。 身近な問題が討論され、内容を皆様にも考えていただくために掲載いたしました。 会場は100人以上の人が集まり、約4時間の研修は下記の3部構成で行われました。 1.最初の30分:動物管理における臭気対策について(動物愛護指導センター職員の説明) 2.後半の3時間:法律から見たペットトラブルについて(弁護士浅野先生の説明) 3.最後の30分:譲渡事業に関する事務連絡等(動物愛護指導センター職員の説明) 1.「動物管理における臭気対策について」 近年、動物愛護センターへ動物の臭気に対する苦情が増加傾向にある為、 臭気対策について説明がありました。 様々な対策案がある中、興味深いものを幾つかご紹介します。 臭いを除去する製品として、空気清浄器などの様々な製品がありますが、 換気扇が一番有効との説明でした。 (空気清浄器は大気中のちりやほこり等のハウスダストを除去する器具であり、 臭気を除去する器具ではなく、換気が一番の臭気対策です) また、排気口を植栽で覆う(見えなくする)ことにより、近隣への臭いの流出が緩和出来ます。 尿(アルカリ性)と糞(酸性)とは成分が違いますので、 使う薬品の成分を確認して使い分ける必要があります。 また、当然ながら、「ゴミ箱は蓋付き」、「ゴミ袋は二重にする」、 「周辺住民とコミュニケーショを取る」など、 改めて動物を飼育していない人への配慮の重要性について説明がありました。 2.「法律から見たペットトラブル」 弁護士さんが説明する「法律から見たペットトラブル」は非常に興味深く、 有識者とのディスカッションも含め、色々な事例について説明をして頂きましたので、 トラブルの事例をご紹介致します。 *ペットホテルや病院に愛犬を置き去りにした場合* ペットホテルと飼い主の契約書に「飼い主が引取に来ない場合、 飼い主は所有権を放棄する」という記載がないと、 たとえ飼い主が引取に来なくても、飼い主に所有権があるため、 ペットホテルや病院が勝手に保護団体や保健所に引き渡しが出来ません。 従い、ペットホテルや病院がずっと預からなければならない事態になってしまいますので、 ペットホテルや病院の方々は契約書をよく注意して作成する必要があります。 ※置き去りは、動物遺棄にあたり、犯罪行為であることを認識させる文章を契約書に明記する事。 *お年寄の多頭飼い* お年寄りが犬猫を飼っている場合、ご本人が元気なうちに、 家族や友人が犬猫を引き継いで世話をしてくれるか決めておかないと、 亡くなったり入院した時に、家族が引き取らずにトラブルになるケースが増えています( 動物愛護センターへの収監の47%は高齢者案件)。 実際に、お年寄が亡くなった後、ご遺族が動物嫌いの為に、 17頭の猫の処分を行政に依頼した事例もあります。 (行政から保護団体へ保護依頼があり、全頭保護されたが、 猫エイズの為里子に出せず、団体の看取りとなる。) 病院はお年寄が犬猫を飼う事や触れ合う事で元気になると勧める事もありますが、 飼育が出来なくなったり、多頭飼いや仔犬/猫などの飼育など、手が回らなくなる事も多い様です。 民生委員がお年寄りの方々にそういった状況を説明して、 せめて多頭飼いをしない様にお願いしているそうです。 ※今後高齢化が進む中、収監の増加が考えられる為、 行政の対策としては「高齢者向けパンフレットの作成」、 「行政、民生委員、ボランティア団体などのネットワーク作り」を急務として、 さらなる殺処分減少を目指しています。 *野良猫との接し方* 家の庭や軒下でも、野良猫に餌を与えたり、玄関や庭で寝てるのを黙認してると、 飼い主とみなされるそうです。 その野良猫のせいでゴミ箱が荒らされたり、糞尿の臭いによるトラブルがあった場合、 飼い主として訴えられる事もあるそうです。 猫には気軽に公園や道路で猫缶を置いて餌だけ与えてる方も多いですが、 それなら去勢/避妊費用を出してあげて欲しいですね。 3.譲渡事業に関する事務連絡等 こちらは連絡事項なので、あまり記載する事はありませんが、 「保護動物取扱数」、「返還率、譲渡率」、 「殺処分数」などの推移は、 良い傾向にあり、各保護団体のボランティア活動の成果が出ている様です。 また興味深いデータとしては、犬の返還率にマイクロチップはあまり役に立っていないことでした。 いい加減な飼主には、個人情報くらいでは連絡つかない事例が多い模様です。 今回の研修を受けて、改めて犬猫との接し方、飼い方について勉強する機会となりました。 簡単ですが、報告とさせて頂きます。 |
イスラム国の残虐なニュースに心痛め、
人間として出来ることではない非道残酷なテロ行為を許すことは出来ない。 つくずく「命の大切さ」を痛切に感じている毎日です。 しかし人間の事だけではなく知っていらっしゃる方もおいでかもしれませんが 朝日新聞の朝刊に2,3日前このような記事が出ていました。 「食用、猫数千匹密輸業者逮捕」との内容。 生きた猫たちが木の檻に詰め込まれ手を出して泣いているような写真。 中国から密輸された猫たちをベトナムに食用として運ぶ途中で逮捕された。 猫はベトナムの飲食店で珍味として食べられているとのこと。 3トンもの猫たちはその後死亡した猫もいて悪臭が酷くなり、 ウイルス蔓延するため生き埋めされたらしいとのことで愛護団体が調べているとのこと。 タイでも食用の犬750匹が密輸され逮捕されている。 密輸された動物はすべて焼却処分をしてきたそうです。 生きたまま焼却してきたなんてもう人間のすることの残酷さには落ち込んでしまいます。 今回は数が多すぎて生き埋めしたことが本当ならもう成すすべがありません。 今だ中国では年間450万匹が食用として殺されていると書かれています。 運ばれてくる間フード、水も与えられず食用に売られていく犬猫などの動物たち。 一番人間の傍で生活している犬猫たちがこのような残酷な扱いをされている現実に私たち、 人間は何をしてあげられるのでしょうか。哀れでなりません。 イスラム国に殺された後藤さんの「難民キャンプでの市民、子供たちの過酷な生活」を 世の中の人々に知ってもらい少しでも手助けができるようにとの思いは 今生きている私たちが受け継ぎ同じ地球に生きている人間、 動物も仲良く殺し合いがなくなる世の中にしていかなければいけないのではないかと 願わずにはいられません。、 |
今日、中央区のT様より沢山のきれいなタオルをわざわざお送りいただきました。
新品のものを恐縮です。 スタッフで分けて犬たちのケアー用に使用させていただきます。 当会の保護犬たちに暖かいお心をかけていただき感謝申し上げます。 ![]() |
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