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飼い主のお迎えでも幸せなのかな?
16日はテリアハーフのプリンちゃんのトライアルでUさんと一緒にお届けに行ってきました。
お玄関にトマトの苗が鉢に植えてきれいに並んでいました。
実はならないかもしれませんがと言いながらも、
たとえ植物でも寒さを避けて室内に置いていらっしゃる思いやりを感じ
改めてやさしいご家族様なのだとうれしく思いました。
プリンちゃんも最初はお預かり人のUさんから離れようとしませんでしたが
そのうちにリラックスし横になっていました。
帰るときには先にお父様に散歩に出ていただき見えないようにして車を発車。

それから毛布をもってあるセンターに向かいました。
柴犬とダックスのオンパレード。
皆コンクリートの上で寝ている子、座っている子、走り回っている子と
多くの犬たちが収容されていました。
茨城のセンターでは毛布を引いてあげて皆、外犬だったと思われる子でも
1つの敷物に集まり暖を取っています。
しかしこのセンターでは業者さんとの契約に敷物の事は入っていず
また捨てるのに細かく切らなければならない手間がかかるので今はひいてあげられないそうです。
何とか冬の間だけでも毛布を引いてあげてほしいです。

そんな中1匹のシェパード雑の飼い主お迎えに来ました。
爪はものすごく伸びて歩けないほど、毛玉がぶら下がり、頭には何か腫瘍のようなものがあります。
「どうして逃げたんですか?檻か何かに入れていたんですか?」」と聞くと
「外に繋いであったけど鎖の付け根が壊れた」。
「あの爪は引っかかりますから切ってあげてくださいね」と言いましたが返事せず。
それでも10歳になるこの子は飼い主の顔を見ると尾を振り喜んでいました。
雨の中お迎えに来てくれても今頃はまた寒い雨の中に置かれているのでしょう。
いずれにせよきちんと飼われているような様子ではありません。

最後「ここで処分してもらってもいいんだけど」と言った言葉に
愛情のかけらもない飼い主に飼われている年老いたこの子は引き取られていきました。
汚れたべとべとの毛、白く真っ直ぐに伸びている爪「散歩もさせず短く繋いであるのでしょう」、
犬は飼い主を選べません。
このような飼い主に選ばれ飼われた犬はたとえお迎えに来てくれても幸せではないでしょう。
「長生きしてね」とは言えない可哀想な子でした。
[2014/12/17 16:31] | 動物収容センター | page top
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