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茨城県の処分頭数を減らすために
今日は土浦合同庁舎にて「譲渡認可団体」と「動物愛護推進員」の
意見交換会を開いていただきました。
昨年に次いで2回目の会合には愛護団体8、
愛護推進人20名の方が参加していただき現場の実情を聞かせていただきました。
東京、神奈川では聞く事がないような地域の方々の意識の低さには再度驚かされました。
特に大変な思いで活動されていらっしゃる茨城県鹿行地域の推進員の方々のお話を聞き
一同気落ちするような現実。

ある推進員の方の意見「放れている犬は手あたり次第全て捕獲し、
飼い主が分かればそこで放し飼いを止めるように注意をする」と。
でも飼い主が取りに来なかったらどうするんですか?という質問に
「仕方ないので全部処分し地域の放している犬をいなくする」。
それも仕方ない方法かもしれません。

しかし鹿島アントラーズの設立時に犬を一斉排除をした事がありました。
しかしすぐに1,2年後には放し飼い、捨て犬が元の数に戻っていたとのこと。
いくら処分をしてもまた増えている。
特に神栖市の現実は酷く、やってもやっても徘徊する犬は
何十年経っても減らない現実にお手上げ状態とのこと。

また高齢の1人住まいの方が多い地域でそのような方の処に犬猫を捨てていく人間が多く、
可哀想に思いエサやりをする高齢者の方。
その結果、どんどんネズミ算的に増えていく。
不妊手術の助成金も出ているが、
年金暮らしの方がその中から手術代を捻出する事は出来ない。
まして犬猫にお金をかけると言う意識はない。
犬がいなくなっても探さない飼い主が多く、
万が一センターにいる事を知っても「返還にお金がかかる」なら
近くにいる犬をまた拾ってくればいいと言う位のレベル。

そのような飼い主相手に推進員の方が何の権限も無く指導、忠告しても聞き入れては貰えない。
諦めるしかない現実。
そして皆の意見は「この神栖を重点的に改善する方法を考えましょう」と言う事になりました。

しかしどこから手をつけたらいいのか結論が出ず。
またある推進員の方は「毎週里親会を開催し子犬、子猫の里親探しをしています。
不妊手術をしましょうと言う書面も渡しています」と言われました。
「その後はどのように確認していますか?」とお聞きすると
「書面を渡しているので」と言われるので
「それでは手術をしていないほうが多いと思いますよ。
必ず時期になったら電話をしていついつ手術をしたかを追跡調査をしなければ、
ばら撒きと同じです」と言いました。
「そうですね、反省します」と分かって下さいました。

推進員の方ですらこの位の意識ですから、
ここからも変えていかないといけないと思いました。

もう1人の推進員「仔犬を貰ってもらうのに経費を頂けない」と言うので、
愛護団体から「そこで手術のお預かり金を頂かなければダメです」とブーイング。
まだまだ飼い主も推進員も意識向上が必要な状況でした。

でも皆さまの真剣な考えをお聞きし、今日参加していただいた方々の
「どうにかして茨城をワースト1」から脱出しなければと思う熱い気持ちを感じ嬉しく思いました。

最終的に皆さまが出した結論は「優良な飼い主を増やす」と言う事で一致致しました。
さてこの「優良飼い主を増やす」と言う目標達成にどうしたらいいのでしょうか。
当会は「情報バンク」に連絡してこられた飼い主、里親希望者様に1人1人お話をし、
きめ細かい指導をしていこうと考えております。
気が遠くなるような時間がかかる草の根運動です。
[啓蒙運動」と言う言葉はかなりの幅を持っていると思いますが
皆が出来る事から動いて行くこと。
そして来年、この会合で良いお話を聞く事が出来る事を願い、
1歩1歩確実に進んでいきましょう。
今日は行きも帰りも渋滞で
「センターへ引き取りに行くより疲れたねー」と同行してくださったIさんと話しながら
朝10時から夜8時半の長距離活動が終わりました。
[2013/06/13 23:22] | 茨城県の処分頭数を減らすための意見交換会 | page top
緊急レスキュー
茨城県指導センターに6月7日に収容されている
仔犬2匹「オス、生後3か月位」を助けてくださいと言うお願が当会に入りました。




今まで3匹で捨てられて1匹はいなくなり2匹は水道管の中で生きてきたそうです。
ご飯を上げていた方からの通報ですが、
捕まえようとしても捕まらずそしたら急にいなくなり
センターに保護されてしまった「処分」のを知り助けてくださいとのことです。

しかし今当会では保護する場所がありません。
緊急で里親様を募集する事にいたしました。
条件は地域拡大「埼玉、千葉、神奈川、東京都、茨城の一部」で募集いたします。
期限は今日13日までです。


「飼い主申込み」ページよりアンケート回答をお願い致します。


2013-6-14追記
緊急レスキューの掲載致しました子犬2匹「水道管の中で暮らしていた子達」は他団体様が助けてくださる事になりました。助けを求めてこられたI様は茨城県でも捨て犬が多い鹿行地域の方でした。しかしこのように「命を助けたい」と言うお気持ちで動いてくださったお陰で2匹の仔犬の命が繋がりました。有難うございました。皆1人1人自分が出来る事から動いて行くことを忘れずに何とか「動物の命を大切にする県」と変貌出来るように活動して行きましょう。
[2013/06/13 11:22] | お願い&飼い主募集&預かり募集 | page top
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