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2匹の被災犬
福島002のくま子ちゃんは譲渡が決まりました。
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新飼い主様はお預人のSさま御家族です。
気が小さいためか、見知らぬ人にかなり気を使って、
恐さから「ウー」と唸ります。
でもS様はそれでも努力されて可愛がってくださっています。
くま子ちゃんはやはり外飼いされていたらしく、
外にいるときの方が生き生きしているそうで、
川にも自分から入って行き、
お腹を水に着けて気持ち良さそうにしているとのことです。
葛尾村で放し飼いされていつも川に入っていたんでしょうね。

今日は抜糸で病院まで来て下さり、診察台で先生が抜糸しだしたら、
最後の方で「キャーン、ウー」と騒いでいました。
「我慢だよ」と何度も言うと分かったのか大人しくさせてくれました。

20キロ圏内の被災犬達は沢山餓死して亡くなりました。
こうして今、家族を得ることができ生きていられる事は非常に幸運な子達です。
お名前は福島で呼ばれていた「くま子さん」そのまま。
気難しい面もありますがどうか宜しくお願い致します。


またもう1匹の大熊町の子。
衰弱して路上に横たわっていたところ[みなしご救援隊]の方に助けられて
当会が福島から引き取る前日まで立てなかったとのこと。
お預かり人M様の御近所のT様の愛犬として再出発出来ました。
お名前は「野の花」ののかちゃんです。
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このような災害がもたらした飼い主との別れは
犬猫達にとっては理解できることではありません。
心の中には元飼い主の面影は残っていることと思いますが、
犬は順応性がある動物ですから、どうか時間をかけて心の絆を深めてあげてください。
T様、S様どうぞ宜しくお願い致します。


[2011/07/13 14:43] | 東日本大震災による被災動物 | page top
扇風機のその後
皆さまからご寄付いただきました扇風機のことをセンターに聞きました。

譲渡用犬舎に1台。
そして収容棟の中に3台を置き回しているそうです。

檻の中に入れることは犬達がコードをかじったりで危険なことと、
コードが届かないので犬達が入っている檻の方に向けて扇風機をかけているそうです。

猛暑の中、風も生温くなってしまうと思いますが
空気が動くことで少しは涼しく感じてくれると思います。

またウイルスの除去は別の問題ですが、
犬達が体調を崩さなければ免疫力で収容期限を
乗り越えてくれることと思います。
本当に有難うございました。

これからもいろいろと考えてアイディアをセンターに伝えていきます。

[2011/07/13 05:11] | 動物収容センター | page top
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