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恐ろしい地震に遭遇してしまいました
被災されました皆さまには心よりお悔やみ申し上げます。


昨日は茨城のセンターに3匹の犬達を引き取りにIさんと一緒に向かいました。
途中のサービスエリアでお昼を食べようと車を降りると、
黒い猫さんが近寄ってきてすりすりしてきました。
見るとお腹が大きいみたいです。でもきれいなので飼いネコが捨てられたようで、
ほっておくと子猫を産んでしまい、また不幸な命が増えてしまいます。
保護してセンターに向かいました。
そして3匹の犬と猫を乗せて2時半ごろセンターを後にいたしました。

高速の入り口でガソリンを入れて出発しようとした途端、
ぐらぐらと動いているので「あれっ、地震かな?」と思った矢先、
今までに経験したことが無いような音と、揺れ動くパワーの強さに立ちすくみ
「ここは大丈夫ですよね?」とスタンドのおじさんに聞くと
「大丈夫」と言った途端、ものすごい揺れとゴーという音響に
「車から出なさい」と言われました。
「中に犬と猫がいるの」と言いましたが、
危ないと言われ建物から離れて地面に低くなり地震がおさまるのを待ちました。

しかしとても長くだんだん強くなってきました。
Iさんと言葉も無くじっとして終わるのを待ちました。
また余震が。余震と言ってもものすごく大きく、
犬達がいる車がひっくり返らないかとても心配でした。

一時おさまったようなので、とりあえずセンターに戻ろうと車を動かしましたが、
信号が壊れていてもう車が右からも左からも滅茶苦茶に動いています。
センターに行く道は地割れして建物も崩れ、ものすごく恐怖でした。

センターに着くと職員の方がたも外に集まっていて、
水、電気も止まってしまいました。
収容犬のいる檻のシャッターも動かなくなってしまいました。
電話はまるで繋がりません。
センターの事務所も書類、空調の蓋も落下し、壁も崩れていました。

私たちもここにいると何度も余震が襲ってきて、
明るいうちに移動しなければ動けなくなります。
犬達を連れていては、この先、車を置いて行かなければならないかもしれず、
センターに全員を預かっていただき、
とりあえず親戚の家「茨城県牛久市」に行く事にしました。

職員の方が懐中電灯、乾電池、軍手、ホカロン、地図などを用意して下さり
4時にセンターを出て夜中の1時半に牛久に着きましたが、
自宅にいる犬達がどうなったか心配で
何度も何度もIさんと携帯をかけましたが繋がりません。

そしてやっと繋がり私は世話をお願い出来ましたが、
Iさんの子たちは一晩何も食べられずにいました。

朝、常磐道も首都高も交通も止まっています。
でも帰らないといけないので、朝7時半に出発。
どこも渋滞、昨晩帰れなかった人たちが沢山歩いていました。
途中でやっと首都高から東名高速に入り2時半に我が家に到着いたしました。

センターにいる犬達が恐怖で吐いたり、吠えていました。
置いてきた子達のことが心残りでしたが、
必ず後日落ち着いたらお迎えに行きます。
それまで安全にいてくれることを祈ります。
私自身すっかり疲れ果てて、熱も出てしまいました。

本当に申し訳ないのですが明日の譲渡会は中止いたします。
お見合いが入っておりました方には後日個別で会っていただきますので、
御連絡いたします。ご了承お願い致します。
[2011/03/12 16:04] | 東日本大震災による被災動物 | page top
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