柴犬のお見合いで里親様と万願寺で待ち合わせお連れいたしました。
丁度飼い主がお迎えに来ていた老犬柴雑の子が引き取られていました。 「よかった、孫より可愛いんだ。」というおじいさん。 その割には、汚い大きな古い首輪を持ってきました。 「そんな大きな首輪ならまた抜けてしまうから 私が持っている新しい首を差し上げますからつけてください」と言うと 「いや、大丈夫だ。買うから良いよ」と頑固に拒否。 お見合いに来られたM様も「だめですよ、そんな大きな首輪は」と言ってくださいましたが、 そのまま自転車の籠に犬を入れて帰って行きました。 次は2匹の犬を1週間前に貰って逃がした飼い主が来ました。 12日に逃がして電話してきたのが昨日。 16日も経っています。 この子に関しては多くの方がうろついている間、 何とかエサで慣らして保護しようと努力されました。 そして飼ってくれる人も必死に探されていました。 この犬のことは当会にも相談が入っていました。 次は白いポメラニアン。逃げるのが常習犯だとか。 それなのに首輪も鑑札も付いていませんでした。 その次は太ったビーグル。喜んでいました。 このように東京都は今日1日で私がいる1時間ぐらいの間に5匹が返還されました。 しかし1匹として鑑札も名札も着いていません。 こうしてセンターに保護されて連絡が間に合ったからお家に帰ることが出来ましたが、 飼い主はどうして「鑑札、名札」を付けないのでしよう。 先日のニュージーランドで起きたような地震が 関東でいつ起きてもおかしくない時期に来ています。 その時一瞬の出来事ですから、犬も飼い主もパニックになり犬は逃げ出して もう飼い主とはめぐり会うことが出来なくなります。 そのためにも犬猫には連絡先が判明するもの「名札、鑑札」を付けておくことがいかに重要か、 飼い主様は今一度考えてください。 茨城県と比べても東京都は収容頭数がものすごく少ないです。 そして返還率も高く、処分頭数も減っています。 それに譲渡愛護団体が22団体も入っていて、良い犬は競争のように引き取られていきますが、 残る犬はどこの団体も引き取らずに残っています。 今日お見合いした柴犬も3か月も残されている子です。 この子は時間をかけて心を開くまで待たなければならないと思いますが、 お見合いは成立致しました。 昨年から募集をかけて2人の方が引き取り依頼を頂きましたが、 いろいろな面から考えてお断りいたしました。 ただ命を救えれば良いとは思いません。 おねがいする以上その子の幸せな一生を保証してくださるような新飼い主様を探さなければ、 何もなりませんので慎重にならざるえないのです。 やはり引き取り団体が少ない、収容頭数の多い、返還率が低い、処分頭数がダントツに多い 「茨城のセンター」の子たちを救う事に今年も頑張ろうと思います。 |
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