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D680 レグの死
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マルチーズの保護犬レグが今日11時40分に息を引き取りました。
昨年11月27日にセンターから引き取った子でした。

首には中型犬が付けるような大きな青い首輪をぶら下げ、
耳からは膿が流れ、痛くて治療も出来ないほど腫れあがっていました。
目も眼やにだらけ、体はボロゾウキンのように毛玉だらけ、
骨と皮のようにやせ細りいかに酷い飼い方をされてきたかが想像できました。

外に出してあげると犬小屋に入っていました。
冬も夏も外に放り投げられていたのでしょう。
その上にものすごい数のフィラリアに感染していました。

でも毎日元気に、ものすごく食欲もあり毛並みもきれいになり、
このまま、頑張れると思っていた矢先に
16日から食欲が無くなり吐き出しているので病院に行き検査。
胃の出口に腫瘍が見つかり切除し、良性と検査結果が来てホットしていました。

しかし循環機能が悪く胸空に水がたまってきてしまい、毎日抜き取っていました。
レグの体は精一杯に頑張る限界だったのでしょう。
診察中にふらーっと横たわり心停止してしまったそうです。

丁度私が散歩から戻り時計を見た時間でした。
他の子が寝ていてもレグはなぜか、いつもじっと私を見ている子でした。
私が起きている間はいつも遠くから静かに私を見ているんです。
どうしてなのか分かりません。
抱っこしてほしくても他の子が前に来るといつも後ろで見ていました。

「おいで」と言うと恥ずかしそうに抱っこされて、
降ろしてあげると「わーい、抱っこしてもらったよ―」と言うように小躍りして、
室内を走り回る子でした。

昨晩病院にささみを煮て持って行きました。
帰るときにもあの目で私をじっと追っていました。
一緒に帰りたかったのでしょう。ささみは少し食べたそうです。
それがレグとの最後のお別れになってしまいました。

8日間病院で看護してくださいました先生方どうも有り難うございました。
レグは今皆の処に帰ってきて、安らかな寝顔でいます。

茨城の犬達の置かれている環境は
本当に劣悪な飼い方をする飼い主が多いのには悲しい現実です。
たった11カ月でしたけれど、
レグは力いっぱい生きてくれて本当に助けて良かったと今思っています。
明日天国へと送ってあげたいと思います。
とっても悲しいけれど、レグ、思い出を沢山ありがとう。

[2010/10/26 16:45] | お便り お礼等 | page top
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