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5匹の引き取り
5匹の引き取り
桜は満開でも毎日寒くてお花見気分にもなれませんでしたが、六日は久しぶりに春らしい暖かな1日でした。幸運にも茨城までの道路は嘘のように空いていて一度も止まることがなく、すいすいと車を走らせることが出来ました。

13匹の放棄犬が出て、その犬達の引き取りと、収容犬の子たちを見に行きました。シェパード4匹、ラブ、コーギーはすでに処分されていませんでした。残りの子達の中からシュナウザー2匹、ダックスハーフを引き取り、収容犬のいる犬舎に。沢山の可愛いきれいな子犬達が皆、尾を振り楽しそうに遊んでいました。お世話をして下さっているおじさんが「可愛い子達なので今日処分だったけど、延ばしたんだよ」と言われました。引き取りたかったのですが、今いる子犬達が譲渡してからでないと、無差別に沢山の子犬を引き取れませんでした。「東京、神奈川だったら全員助かるのに」といつも思うことでした。本当に残念です。今度生まれて来る時には、長生きできるような飼い主様の処に生まれるよう祈ります。

また1匹のお顔が白くなった老犬がいました。一緒に行ってくださったIさんがどうしても、その子に気持ちが入ってしまい、悩んで悩んで、引き取ることにしました。何年も活動をしていると、どうしても見捨てることが出来ない子がいます。しかし里親様を見つけてあげられるかどうか、分からない。私はいつも「悩む時は引き取る」と決めています。後で後悔したくないから。

シェルテイー「メス」柴犬「メス」、Tプードル「メス」を置いてきました。どなたかお預かりしていただける方はいらっしゃらないでしょうか?。


書類を書き帰ろうとしたとき車に子供を乗せた夫婦が籠に生まれて10日位の小さな子犬2匹を持ってきました。「3匹生まれてしまい1匹は残した」「間引くんですか?育てて里親さんを見つけてあげてください」とお願いしましたが、最後は放棄して帰って行きました。残した子犬がメスだったら母犬と2匹で今後また出産を繰り返します。命を絶つことに何の罪悪感もないようでした。子犬達は母犬もいませんからすぐに天国に送られたことでしょう。

また目の開かない子猫が4匹。軒下で生まれたと持ちこまれてきました。これから子猫はどこのセンターでも沢山収容されて処分されていきます。またセンターに行く途中の1軒の家。見ると犬小屋が4個置いてありました。母屋に1つ、別棟に1つ、物置に1つ、庭の隅に1つ。番犬なんですね。まだまだ犬は番犬、いなくなっても探すことなく、どこからかまた貰ってくる。

4月から茨城県の定点収集「ある地点にいらない犬猫を持ちこんでそれを引き取りに回るやり方」が廃止されました。今度は生まれた子犬子猫は山野に捨てら餓死したり、カラスの餌になったり、返って悲惨な現実になるのではと危惧しています。どちらにせよ、不幸な命がどんどん生まれてきていることは明らかです。1回の手術でこのような小さな命を増やすことを止められるんですが、飼い主の意識が変わらなければ、ここで大声で叫んでも焼け石に水ですよね。

「首輪キャンペーン」を始める中で不妊去勢手術の実施を訴えて行こうと思っております。今日引き取った老犬の子は飼い主がいるような気がします。後日アップいたしますのでもし何らかの情報がありましたらご連絡ください。引き取れなかった子たちの冥福を祈ります。



2010-4-7 22:36追記
「お預かり依頼」のシェルティーと柴犬は他の団体様が引き取ってくださいました。
ダックスは眠ってしまいました。
[2010/04/07 04:16] | 動物収容センター 引き取り等 | page top
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