センターに収容されてくる犬達の中には今までも、どうしたら、こんないひどい状態になるまで飼っていたのかと思うほどの犬達がいました。
全身皮膚病で体中禿げてしまっている子、毛玉で4本の足も動かないほどに固まってしまっている子、顔の毛が固まって目も開けられない状態になっている子、鎧を着ているように倍位の大きさになってしまっている子。可哀想にこんなになるまで毎日どれほど辛い日々であったかがうかがえます。きっと臭くなり、手もかけてもらえず、優しい声もかけてもらえず、放りっぱなしで、挙句の果て側に置くのも嫌になり捨てられたのでしょう。 現在収容の可哀想なセンターの犬の写真を見つけてしまいました。 東京都動物愛護相談センター8月10日収容の葛飾区のシーズー。 クリックして見る どこが顔なのか、もうぼろぼろ状態、ここまでになるまで飼い主はどのようなところに放置していたのでしょう。 茨城県動物指導センター11日収容のキャバリア。 クリックして見る 全身皮膚病で足から体、頭も禿げています。眼には眼やにがついて、痒かった事でしょう。 埼玉県動物指導センター熊谷保健所所管のミックスの老犬。 クリックして見る 首のまわりに、ぼろゾウキンのように毛がぶら下がっていました。優しい横顔の目が哀れです。 また越谷保健所の収容房の狭さが分かると思います。 クリックして見る こんな狭い幅の檻に入れられているのでしょうか? 埼玉県は各所管の保健所で収容期間を過ごして飼い主が来ない場合は処分場に送られるようですが、どこの保健所にいるのか飼い主は住んでいるところの保健所だけ連絡しても隣町の保健所に収容されているかもしれません。1か所に保護収容されていれば探すことも可能かもしれませんが、多分諦めてしまうのでしょう。返還してあげようと言う努力を各保健所がどのようにしているのかを聞いてみたいと思います。 しかし飼い主が鑑札さえ付けてあげていれば連絡が来るのですから。以前に「逃がした飼い主が悪いんだから、こちらから返してあげようなんてサービスはしない」と聞いたことがありました。勿論飼い主が悪いのは重々分かります。でも帰りたくとも口が利けない動物のために職員の方の熱意を懇願したい心境です。1匹でも多くなんとか飼い主のもとに返してあげてください。「探していない、または捨てた飼い主なら仕方ないですが」。 |
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