このところ茨城県の犬達の悲惨な状況が掲載されている記事が多く目に付きます。
先日の「ポチたま会」様の事件簿に続き、今回「浦和ペット里親会」様のブログの「運送会社の犬達」の記事に、この炎天下、コンクリートの上に繋がれ、毛玉だらけの9匹の犬達のかわいそうな目を見てどうにかしてあげなければとずっと考えていました。 この犬達は会社の正月休み、お盆休みなどは何日間もエサも水も与える人もいず、かろうじて生きていたようです。水入れはひっくり返り、エサを入れる容器さえもありません。犬小屋はあるものの、周りはフンだらけ。ここで働いている従業員もいるのに誰一人として生きている命に心をかける人間がいないというこの現実。 東京神奈川では考えられない話ですが、茨城ではチワワ、プードルも犬小屋に繋がれ炎天下、大雨でも外で飼われている犬もいるとのこと。センターの収容犬情報は殆どが「首輪なし」と書かれています。放し飼い、首輪もしない、登録も狂犬病注射も受けない、子犬子猫が生まれれば処分に出す。またお米の袋に入れられて6匹の子犬が捨てられていたと言う話も聞きました。手術して飼うという意識の欠如。東京からそんなに離れていない地域でどうしてこのような状況なのでしょうか? そこで今回、愛護団体連名で茨城県知事に要望書を提出することに致しました。出したからと言っても、勿論すぐに叶うことはないとは思いますが、何もしなければこの日本一処分頭数が多い悪名のレッテルは無くなりません。生まれては殺処分。この悪循環を経たなければいつまでも小さな命は苦しさの中で消えていきます。そして皆様にお願いしたいこと。「2万名の署名」も集めていこうと準備中です。 茨城県だけの問題ではありませんが、せめて当会が関わっている県だけでもそこの犬猫の処分頭数を改善していくために、動いていこうと思っております。日本全国の動物を愛する方にお声を掛け合い「2万名の署名」を達成するために御協力お願い致します。 詳細は後日お知らせ致します。 |
緊急募集しましたシェパード系ミックスの男の子はご縁が繋がり18日お届けになりました。
きれいな犬舎に、またその下には、木製の敷物が敷かれて泥だらけになりません。係留ロープはお部屋の前のベランダにも届くように長く配慮されていました。皆様がいらっしゃる真前でいつもお顔が見られます。 ![]() パラソルも置かれお庭も広く日陰も沢山あって何箇所か移動できるように考えてくださっていました。海にも近かくお散歩は海辺にも行かれます。台風、大雪などの日はお玄関も広く入れてくださるそうです。 この子は車のケージに入れても伏せをして本当に良い子で乗っていきましたが、途中車酔いしてしまいました。ミックス犬で18キロぐらいの大きな子はご縁が皆無でこんなに素晴らしい御家族にお声をかけていただけるとは思ってもいませんでした。諦めないで探して良かったと思いました。 またこの子の性格の良さから幸運に繋がったのでしょう。センターの収容犬の中にはとても良い子がいても、気が付かず命が消えてしまう子が沢山います。ミックス犬にも皆様のお心かけて上げてください。 茅ヶ崎市のM様どうぞこの子の生涯を宜しくお願い致します。 |
携帯電話がなり、力ない女の人の声。「以前に2匹の犬をお世話していただいたKです。お詫びしなければならない事があります」。
私はとっさに、頭を過ぎった事が的中。「車に轢かれたんですか?」「すみません、抱いて駐車場に行こうとしたら、主人の姿を見て喜んで手から飛び降りてしまったんです。いつもは車が通らなかった所なんですが。」 この方、前にも病院で待ち合わせをしたとき、リードも付けないで、抱いて車から降りてきたので「外に出るときは、必ずリードを着けてくださいね。」と注意したことがありました。私たちは長年この活動をしてきて、どれだけ、このようなリードを付けないために起きた事故を経験したことか、病気で亡くなるのは仕方ありませんが、交通事故死するのは、これは飼い主の不注意です。 「以前にもお話しましたよね?それでも、また今回このようなことが起きてしまったことは、もういくら私がお話してもその意味を御理解していただけなかったこと、価値観が違うことはどうにもなりません。K様にお願いし一任した犬ですから、私が24時間見張っているわけには行きません。この子は5歳ぐらいしか生きられなかった運命と私は諦めますが、多くの方は一度このようなことが起きないと分からないのは非常に残念です。一度起きたら終わりなんですよ」と、かなりきつく申しあげました。 今までもお渡しするときに皆様にかなり厳しく話しているのにこのように約束を守れないのは、人間を見抜く力が私になかったと思うしかありません。「名札やリードを付けないとWさんに怒られるから。。」と言われる方がおりますが、怒られるのではなく、犬のために、言っている事で、また犬を飼っている人達に見本になるような飼い主が増えることで地域の飼育のレベルが向上して欲しいためなのです。これをお読みになられた飼い主、里親様、他人事ではありません。もう一度確認をお願い致します。 |
NPOポチたま会様のブログを見て唖然といたしました。
(当会HPよりリンク有り) コラムの中に「ポチたま事件簿」というサイトがありそこに悲惨な状態で1月17日の大雪の朝冷たい凍りついた路上に無造作に捨てられていた2匹の遺体の写真がありました。シーズーと小型柴犬がゴミを投げ捨てられたように捨てられていたこの子達の元飼い主は私たちと同じ人間なのでしょうか? どうして2匹が一緒に死体になっているのか。シーズの子は口が半開きで歯が見えています。とても写真をここには載せられませんが安らかに最後を迎えたとは思えない苦しそうなお顔です。これを動物のことだからと今だ警察は取り上げてはもらえないそうですが、このような小さな「大変なことですが」事こそ、きちんと対処しなければまた行き着くところが大事件に繋がっていくのです。このような事件「あえて事件と言いたい」は限りなくありました。 私も近くの公園に近所の方からシーズー捨てられているれていると通報があり飛んでいったこともありました。草むらの中にハエがたかり、膿でて、ウジ虫が湧き、かなりの高齢犬でした。何日も水も餌も貰ってはいないで放置され衰弱していたのでしょう。すごい臭い、毛玉、泥だらけの体で立ち上がることも出来ない状態でした。水を飲ませると美味しそうに飲み干しました。死にそうなので、自分のところで死なれると後始末が嫌で公園に置いて行ったのでしょう。 茨城の2匹の犬達もこの公園のシーズーも、こんな仕打ちをする飼い主でも顔を見ればきっと尾を振った事でしょう。純真無垢な動物の気持ちをも気付いてやらない人間。生きていることも地獄のような飼い方をしている人間。どうぞお心賭けて頂ければこの子達のブログのお写真に手を合わせ拝んであげてください。合掌 |
当会ホームページ メールアドレスが変わりました。
新しいURLは http://npo.seiken-joto.org メールは info@seiken-joto.org ご登録頂いております方には お手数をお掛けしますが 変更をお願い致します。 |
今日は朝から2軒の里親さまが協力いただき、「ワンダフル、ニャンダフル」という番組の撮影がありました。
1軒目はMダックスのミューちゃん。 ![]() この子はブリーダーが大量に放棄した時に引取った子。町田市のK様御家族がお預かりをして下さいました。しかしお見合いが進むにつれ、お別れが辛くなられ,ついにK様の愛犬として幸せなスタートを致しました。声帯手術されていてハスキーボイスの女の子です。 2軒目はボーダーコリーのシェリーちゃん。 ![]() この子はとても訓練が入っていた子で収容房の外から指で合図をするときちんとお座りもし,「つけ」と言うと、さっと飛んできて座ります「横に着かないのが残念ですが」。M様御家族はピレネー犬を飼っていらして,その子が天国に行ってしまい,当会にお申し込みを頂いた方です。 ![]() ただ大型犬の介護があまりにも大変でしたので小型犬と言われていましたが,やはり目がいくのは大型犬。そこで大型ほど大きくないボーダーコリーを選ばれました。「とても家族に気を使う子なんです。」と話されていました。すっかり御家族に慣れリラックスしている姿はお姫様のようです。ボロボロの時代の面影はなく、毛吹きも素晴らしくきれいになって,引き出した私も嬉しく思いました。今日は息子様御家族も加わって頂き、将来はお世話くださいと、里親様にも候補として手を上げて頂きました。 放映は9月末とのこと。町田、相模原,大和市,調布,稲城,世田谷の一部,川崎市麻生区、多摩区の範囲で見ることが出来ます。エリア内の方は見てあげてください。放映日が分かりましたら後日お知らせ致します。朝からK様、M様御家族の皆様有難うございました。 |
7月31日に神奈川のセンターに行った時 期限が切れてしまっていた柴犬が3匹並んでこちらを見ていました。柴犬の女の子は可愛いお顔で大人しく きれいな子でした。
「誰も引取ってもらえないんですか?」と聞くと「もう20日もとってあったけど どこの団体さんも一杯らしくお声がかからないんで明日処分します」と言われてしまいました。 私も引取れはしませんが「一応出して見せてください」と言うと職員が檻に入り、首にガネ「捕獲のロープ」をかけようとしても逃げ惑いなかなか捕まりませんでした。そして首にかかると、もう大暴れで、やっと外に出してもらいました。しかし、頭の上に手をかざすと怖いのでしょう、触らせません。 落ち着いてくれば、信頼して撫でさせてくれるとは思いますが、この時点でやはり従順にロープをかけてもおとなしくしているような性格の子でないと引取れません。「この子は諦めます」と告げ外に出ました。 そうしたら何でしょー?ものすごい絶叫と喧嘩している犬の声が外まで聞こえてきました。「あっ、喧嘩だ」と私は檻に走りました。職員がいて「この柴犬を明日処分の檻に入れたところ2匹の犬に攻撃されて噛まれた」とのこと。この子はショックから座り込んでしまうほどでした。そして1匹だけの檻に移されました。「明日処分のときに一緒にします」と言いますが、ガスが入るまでまた噛まれるのではと心配になりました。 檻の前でジャーキーを上げると最初は食べませんでしたが、声をかけてあげていると、手から食べてくれました。最後に美味しい物を食べさせてあげたくて、沢山上げました。引取りを決める段階で性格を把握することは非常に難しく、賭けのようなこともありますが、やはり首を触らせない、無表情、顔を見ない、このような犬は引き取り犬の対象外になってしまいます。特に日本犬は慣れるまで時間がかかります。 今の時期、預かり場所も無く助けられない命は増えてしまいます、又、反面、捨てられる犬猫が多い時期なのです。センターに行くのも気が重い季節です。 |
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