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放棄の夏
放棄の夏
昨日は2ヶ所のセンターを廻りました。
1年を通して捕獲犬より飼い主放棄が多いのは最近の状況ですが、夏になるとどういう訳か処分に出す飼い主が増えるのは何なんでしょうか?

丁度あるセンターに着くと母親と娘で猫を放棄に来ていました。14歳の猫が急に唸り、噛むようになったとのこと。そして収容房に行くとおりぼんを着けたきれいなポメラニアンがいました。この子も14歳「そんな年には見えないのですが」で出されたそうです。もう残りの命も2-3年なのに最後を見てやれないのでしょうか?

そして車を走らせ次のセンターへ。
朝センターのフェンスにつながれていたと言う老犬が力なく檻に入れられていました。そして今日出されたという6歳のパグ、息子が飼っていたが入院し病気になったためとのこと。きれいな子でしたが不安なのか小さく唸っていました。1歳半のボーダーコリー、この子は食事のときに飼い主の手を3回噛んだそうです。

職員曰く「この頃放棄がとても多いんですよ」と。先週電話で確認した時も、ダックス4歳が放棄でいました。その他にも出された犬達、また捨てられたと思われる収容犬達、こんなに沢山の犬猫が毎日のように運び込まれてきます。日本全国を考えたら膨大な数字になるでしょう。

これから高齢の方が飼っていて、御自分の病気、怪我、また亡くなられたという理由で出される動物が増えてくると思います。どうか今は元気でも15年以上先に自分が何歳になり、その時犬を介護できるかどうかまで考えて動物を飼って欲しいと、つくずく考えさせられます。

当会も譲渡の条件に年齢的なことは触れさせて頂いていますが、子犬や若い犬で70歳過ぎの御夫婦「または1人住まい」が応募されてくるケースが多くなりました。そのような理由でお断りをさせていただいておりますが、反対に「そんなこと考えていたら犬なんて飼えないじゃないか」とお怒りのメールが来ます。

最後まで見て頂きたい事と、1度は飼い主が変った子達ですので、再度同じ境遇になることだけは避けたいと思います。1匹の犬の将来まで責任を持って里親様を決定させて頂いておりますので御了承お願い致します。
[2008/07/25 10:05] | 放棄・虐待 | page top
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