松野衆議院議員の「収容されている犬への餌代、ワクチンの補助金」の予算を取り実現したと言う報道は今日確認いたしました。
まずこの補助金は地方自治体が申請を出し国から補助金を出してもらえると言うことなのですが「収容日の延長」と言う事が謳われていて、私達が期限が切れた犬達を引取ることも延長になることにより、センターの檻に入れておかなければならない期間も延びてしまうということでした。 そしてその補助金を貰うことにより、各センターは国からの制約が加わり自由にその補助金をセンターごとに必要な目的に使えないと言うことなのです。東京、神奈川はまず団体譲渡が進み期限がきても延長して下さっています。 しかし収容頭数の多い茨城県では収容期間の延長はまず無理と思われますし、またパルボなどの伝染病がさらに蔓延してしまう恐れが出て来ます。当会としては、自治体ごとに収容状況が違う事の現実と補助金の用途も違ってくる事をこれから要望していきます。 ある県では譲渡用の犬猫の隔離室が欲しい、そして健康状態を確認し譲渡を進めていきたいと言われています。茨城県に関しては特に不妊去勢手術の啓蒙、補助金として使ってもらいたい事と、譲渡希望の犬にワクチン接種を希望していきます。 現在、各自治体もこの補助金制度に当惑しているのが正直な所らしいです。前例のない画期的な進歩ですが、この制度がまっとうできるような方向に動いて欲しいと願います。 |
センターの犬猫の処分を減らし、出来るだけ延命し譲渡をする方向に動いては来ています。松野衆議院議員が地方自治体の保護動物の餌代やワクチン代を補助するように要求して下さり、今回実現されたと日経新聞に掲載されました。
しかし、当会も譲渡をして頂いている茨城県のセンターの譲渡希望犬にワクチンを打っていただくよう、要請をしましたところ、この補助金は県の一般財源に入っているので、動物にいくら廻るかは今後予算を立てないと出来ないとのことです。それも来年度からとのこと。茨城から特に子犬を出す事が非常に伝染病の危険があり、引取りたい気持ちと、その反面、万が一伝染病が発症したらと言う不安で諦めざるを得ない状況なのです。 またセンターの暖房、延長の動物の管理代、そして、毎日沢山の子犬「子猫」が処分されている現実を解決するのは手術しかありません。その手術代の補助金など、全ての補助金を動物に回すことは当然だと思います。一刻も早く膨大な数の動物達がガス室行きにならないように、行動して頂きたいと思います。 これから議員様のお力をお借りしながら、とりあえず当会としましては、茨城県から「要望書」を何度も県に出していこうと考えております。10回出してダメなら20回30回と実現するまで諦めません。黙っていては何年経っても状態は変りません。動物達の代りに、訴えていかなければならないのです。 |
26日は朝10時にトリマーさんのWさんと茨城のセンターに引取りに行ってきました。
収容犬舎の扉を開けると「ワンワン」という犬達のものすごい声だ聞こえてきました。長靴を消毒して犬舎内に入りました。嫌に中が熱いので「今日は随分暑いですね?」と職員に聞くと今犬達を焼却している熱で熱くなっています」と言われてしまいました。午後2時半ごろでした。 朝10時ごろガスが入れられ、その後何時間もかけて燃やされているんです。そしてドアーを開けて入ると放棄の部屋に大人しいラブラドール、ビーグル「若い」ブラットハウンド等4匹が入れられていました。ラブは本当に穏やかな盲導犬のような子でした。 そして中に進み今日引取り予定の7ヶ月ぐらいの小型ミックス犬2匹を出しました。そして子犬達がいる檻に近ずくと、やはりいるいる沢山の子犬達。どうしようと迷いに迷い諦めました。でもその中の1匹の子にえらく心が引き付けられて再度犬舎に戻りました。そして病院に相談しましたら、こころよく受け入れて頂きました。 残してきた兄弟子犬達も27日処分されます。「嬉しい嬉しい」と体全体で喜んでいる姿に本当に辛くどうしてこんなに産ませては捨てるのか,元飼い主を許せません。ゴミのように扱われる命。なぜこんなに毎日沢山の子犬が収容されて来るのでしょうか。 帰りの道の途中で1匹のお腹の大きい犬がフラフラと歩いていました。首輪は着いていましたが、家に帰ってくれることを願いながら通り過ぎました。 |
13日、神奈川県動物保護センターに行ってきました。ボーダーコリーの男の子が「夜鳴きをする」と言う理由でまだ1歳ぐらいで放棄されました。その子をレスキューする団体のかたが来られていらっしゃいました。以前当会に何度もメールを頂いた、団体様で住まいもお近くでした。
センターには「ラブラドール」「Eコッカー」の単犬種レスキューをされている団体様がおられます。その犬種のみのレスキューですが、その犬の専門的知識もお持ちですので、里親様も御指導いただくのに参考になられると思います。 今現在、当会は「コーギー」のレスキュー団体を立ち上げるまでのサポートをしている団体様がおります。団体を立ち上げるのは、簡単ですが、それを長年いかに続けていくかが大切であり意義のあることなのです。初めて団体を作られる方にはノウハウが分からず、どこから手をつければ良いのか、どのように、運営していかなければならないか、里親様をどのように、決めれば良いのか、何も分からない状態でのスタートです。 医療費、時間、労力は膨大です。一緒に活動しながら、手探りでも、失敗しながら、それを肥やしにして進んでいって欲しいと願っています。「コーギーレスキュー」の初代レスキュー犬がまもなくトライアルになります。次の子が続いていかれるように頑張ってほしいです。こうして団体譲渡が成功して日本中に浸透していくように当会もお手伝いしていこうと思っております。 |
当会の活動も19年目になりました。私たちスタッフは日々、どのような活動をしながら、1匹ずつの犬猫に温かい家庭を与えているかを、今回お話しを致しましょう。
会としての運営は分担化をして、センターより引き取りの犬を決める者、預かりをして下さる方、会計業務の方、事務局を代行し相談他の電話を受ける方、渉外担当者、運搬をして下さる方、インターネットを管理する方、トリミングをして下さるトリマーさん達、そして犬猫の医療に協力して下さっている動物病院の先生達。 新飼い主様を募集するのは、以前は毎月20枚くらいのハガキをタウン誌に書いていました。今はほとんどがインターネットを使っておりますが、唯アンケートを頂いた文字の向こう側の人間性を把握するのは、いかに難しいことか知れません。良い犬若いピカピカの犬を安くもらえる・・・・と応募してくる方も中には居ます。アンケートの段階で条件をクリアー出来た方に今度はお電話をし、いろいろな角度から、犬に対する考え方を推測致します。自分でも興信所みたいだなーと思う事もありますが・・・・。 そしてお見合い、しかし この日に保護犬をもらえると思って来られた方がいて、後日 日を決めてお届けする事を伝えると、不服そうに「いつ、それじゃー届けてくれるんですか? 一週間も先だなんて動物虐待だ」と言われました。 きちんと保護管理をしているのに何故でしょうか?あまりせかされるのでお断りをすると 「てめーこのヤロー」とのメールも来た事がありました。長年の直感で、この方にはお願いしなくて良かったと感じました。 お見合いに合格された方には今度は、お試し飼育のトライアルにお届けします。1~2週間、この犬をいかにキチンと管理出来、犬にとっても最良の家庭であるか判断させて頂きますが、中にはお返し頂く事もあります。 以前マルチーズのトライアル中、一週間後にお電話すると「父の家の方が幸せになれるので、あげました」との返事。何ということでしょう。こんな人間もいるなんて驚きました。すぐに引き取りに走りました。お父様もいらして、いかに可愛がっているかを話されましたが、「私は娘さんにお願いするためにお届けしたのです。お返し下さい。」と返して頂きました。 又、譲渡した後も、たまたま見に伺ったピレネー犬が犬小屋もなく、廃車のところに繋がれていた事があり、その場で返して頂く事になりました。しかしその飼い主さんはセンターに苦情を言い、挙げ句の果ては警察に盗難届を出し、(警察も分かって下さいました) 嫌がらせの電話も3日位続きました。いかに後のフォローが大切かを実感させられました。犬の事ではなく、このような人間も相手にしなければならない精神的ストレスは体の疲れ以上のものなのです。 そのような中、日々 相談電話(犬、猫を拾った他)、しつけ、病気の相談、飼育困難になった相談、テレビ・ラジオ・本の取材、名札の発注、病院通い、犬猫の世話と、365日気持ちの休まる事はありません。 しかし、この活動(私どもの団体だけではありませんが・・・)も実を結びつつあり、環境省からも「出来る限り収容施設の犬猫を譲渡する方向に」とのお達しもありました。以前では飼い主以外には、引き渡してはもらえない収容犬、猫達。生きるチャンスを与えられるようになったのです。 昨年から10年前くらいに譲渡した子達が、幸せな一生を終え、虹の橋を渡って行ったお知らせをたくさん頂くようになりました。きちんと最後のお知らせまで下さった新飼い主さん達の深い愛情が、私たちの大きな心の支えとなっております。 これからも様々な事に出会うことと思いますが、犬にとっても、命のバトンタッチをして下さった新飼い主さん達にとっても、この様な不幸な子達を引き取った事が幸せに繋がるよう、唯ひたすらその事を願いつつ、明日も又頑張りたいと思いますので、これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。 |
この4-5日の間に犬を拾って困っていらした方からの相談が2件同時期にありました。
1匹は拾われた方が、警察に届けた為にセンターに入ってしまい、もしこのまま飼い主が出なければ処分になってしまうと、責任を感じて悩んでいると言う相談でした。 他の団体さんにお願いしても「一杯なのでお断り」とのことで、当会に連絡が入りました。御本人も1匹しか飼えないマンションで、すでにワンちゃんがいて引取りも保護も出来ないとのこと。でも一生懸命に張り紙をしたり、お預かり募集をかけたり努力されている御様子に当会としても、何とか協力できればと動きました。 しかし、収容日最後の日に飼い主がお迎えにきて無事帰ることが出来ました。この方が保護されたので、交通事故にも会わずに返還できたのです。 そしてもう1件の相談は里親様からでした。「朝6じ頃捨て犬がいます」との電話。老犬らしくよぼよぼとあるいていたそうです。とりあえず、家に連れて帰り、保護センター、警察、と連絡をしましたが飼い主からの連絡はないとのこと。 その中、4月から探していると言う方が見に来られたのですが、自分の犬ではなかったようです。しかし、神様はこの子に飼い主への糸を繋いでくれました。公園で犬を探している方がいて、近所の方が教えてくださり、この老犬の飼い主が見つかりました。18歳だそうです。出て行くとは思わなかったとどの飼い主も異口同音に話しますが、犬はいつこのように出て行くかもしれません。そしてどれだけ犬探しは難しく、下手すればお別れになってしまうことも有ります。 この2匹の犬はたまたま幸運にも飼い主の元に帰る事が出来ましたが、多くの犬はそのままこの世を去る結果になっている事も多くあります。貴方「貴女」の大切な子達に鑑札、名札は着いていますか? |
| ホーム |
|