千葉県動物愛護センターの収容犬情報を見ていて「あー、まただ。」
22日に収容され28日までの期限の8匹の犬達。パグ、パピヨン、チン2匹、プードル「ひどい状態」、チワワ3匹。 日本全国あちらこちらで繁殖場の崩壊で悲惨な状態の膨大な数の犬猫達が放棄されている情報が入ってきます。今まで何年間このような小さな檻に入れられたまま生きてきたのでしょうか? 今日(1月24日)もニュースでどこかのセンターの定点収集が放映されていました。2匹のダックス「3歳」を出しに来た飼い主、夜吠えて寝られないと10年飼っていた犬を連れてきて収集車に入れている飼い主、また生まれたばかりの子猫3匹他、車の中は集められた処分される犬猫で一杯になっていました。 そして明日処分される犬達の檻が映され、先ほど放棄された年老いた10歳の犬もいました。カメラマンに寄ってきて頭を撫でてもらっていました。ダルメシアン、子犬、子猫、ミックス犬、ダックス「放棄犬猫は延長はしません」。ダックスの飼い主は「昨晩はおいしい物を食べさせた」との事。いくらおいしい物を食べさせてもらったからと犬達は分かりません。檻の中で泣いていました。 これが犬を飼っていた飼い主の愛情なんでしょうか?もう2度と犬は飼わないで欲しいと切に思います。環境省では処分頭数を半分にするよう働きかけてはいますが、このブリーダーの状態、また安易に動物を捨てる飼い主のいる現状に打つ手はあるのでしょうか? |
19年前、駅前で保護したミックス犬のチロが今朝天国の友達犬の元に旅たちました。
後足が麻痺しそのうち前足も麻痺し歩けなくなって寝たきり状態の1年半でした。 この子に多くの保護犬、保護猫達が面倒を看てもらいました。猫嫌いだったのに目が開いたばかりの乳飲み子猫を保護したとき、子猫が母親と思いチロのお腹の中にお乳を吸いに入っていったとき、何を思ったのか、大切にお腹のしたに入れて温めだしました。 それから毎日子猫がケージから出ると「どこをくわえようかな?」言うように柔らかく尾を口にはさみ、ケージに戻します。チロは散歩も行かず子猫を私が出すと、「返して」と言うようにもう必死で抱えてしまいました。 その子猫が里子に出たとき1ヶ月は車の中、預かって頂いた家、など可哀想なくらい探していました。こんなに母性愛が強いとは思いませんでした。 ホームレスの人が連れ歩き無理やり口を開けられお酒を飲まされていたり、後足を持たれて逆さまにぶら下げられていたり、それでも6ヶ月のチロにはご飯をくれる飼い主だったのでしょう。見かねて連れ帰ってきたとき私は4ヶ月前にシーズーのロリーをなくし2度と犬は飼わないと思っていました。しかし人間は不思議ですね。毎日世話をしなければならない対照がいると愛犬を亡くした悲しみが自然と良い思い出になっていきました。 それからチロとの保護活動が始まりました。お見合いに我家に来られた沢山の方達にも可愛がって頂いたチロ。皆様にもチロからお礼を言っていると思います。昨晩10日間も何も飲まず食わずで骨皮になり声も出なくなった状態で私の帰りを待っていてくれました。何度か口をもぐもぐして何かを言っているようでした。「これからもがんばってね」と言われたような気がします。目が乾燥していたのにチロの目頭から涙が流れていました。チロ長い間ありがとう。 |
昨年中は大変な御協力、御支援等どうもありがとうございました。また里親様からのお年賀状を沢山頂きまして有難うございました。この場をお借りいたしましてお礼申しあげます。今年もセンターも始まり、また私達も走り回ることになりましたが、少しずつでも良い方向に動いて行ってくれるように努力致します。東京、神奈川の動きが日本中に浸透し、日本の現況が世界の国々の動物達の幸せにまで力が伝わっていかれるよう、勿論人間の幸せ、平和も願いながらこの1年を頑張りたいと思います。どうぞ皆様、本年も宜しくお願い申しあげます。NPO[保健所の成犬猫の譲渡を推進する会」スタッフ一同。
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