平成16年3月15日に東京都多摩支所より頼まれた老犬マルチーズのマーちゃんが今日明け方4時天国に旅たちました。
この子は収容されていたときから咳をしていて、今までありとあらゆる治療をしてきました。さー、治ったので里親様にお渡しし様とすると、また咳をしだし、あまり激しい咳き込みになると目から涙を流すほどでした。 気管支が悪く心臓も肝臓も全て良い状態ではなく、私が最後まで面倒を見る事した子です。大人しい、わがままでない、いい子でした。この子の元飼い主は咳が治らず捨てたのでしょう。夜中に夜間病院に走った事もありました。そして昨日最後1袋残っていたお薬をフードに混ぜて与えましたが食べられませんでした。 1日「土曜日」吠える事もないのに夜中中声をあげていました。痴呆症になってきたのかな?と思っていましたが、きっとお腹が痛かったのでしょう。下痢が始まりお昼すぎには黒い宿便のようなものが出だし、おすわりもしていたのに、夕方は寝たままになり、口をあけて足を痙攣させ始めました。 寒そうなので毛布に包み抱いていてあげると、安心したように大人しくなり、そのまま心停止したのかと聴診器を当てるとまだ心音があります。マーちゃんの隣りに布団を持ってきて見ながら休みましたが何度も足を動かし朝4時前、小さな声を出したので飛び起きてお顔を見るともう、目を見開いていましたが、かすかに鼓動がありました。 前足を持っていてあげるとそのまま静かに一生を終えていきました。3年9ヶ月我家のこの多頭の犬達の中で充分に手もかけてあげられなかったのではと「マーちゃん今度は捨てるような飼い主のところには行かないで幸せな家族の所いかれるといいね。マーちゃんは家で幸せだったの?」と聞きました。 お線香をたいてお水とフードを置きました。何度見送っても、最後の時を立ち会うことはとても悲しいです。今まで我家で最期を終えた犬達、チワワのカメリア、ヨーキーのヨーちゃん、ヨーキーのピコチャン、マルチーズのマルちゃん、シーズーのまりちゃん。今でも見送りの時のことははっきり覚えています。 皆安らかに。そして今度生まれてくるときは本当に幸せになってと願っています。 |
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