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やっぱり幸せではないあの崖ップチ犬
やっぱり幸せではないあの崖ップチ犬
テレビの番組で徳島の話題になった崖ップチ犬と妹犬の再会と近況を報道していました。当時あのような性格の犬を初めて犬を飼う高齢者に譲渡した事でかなりの批判もありました。
やはり今日のテレビを見てそのぐらいのレベルしかない飼い主であった事が分かりました。

真夏の日陰も無い玄関脇にボブハウスが置かれ、このリンリンと名付けられた崖ップチ犬は車の下でハーハーよだれを出してあえいています。この日温度は33度。レポーターの方が「抜け毛が凄いですねー、あと匂いが臭いですね。お風呂にいれましたか?」と聞くと一度も洗っていないとの返事。そして譲渡犬の同窓会に行かれなかった理由が「車に乗らない」とか。

見ていると車の所にダンボールを置いてそこへ、クサリごとぶら下げていれようとし、犬は暴れて乗せられないと言っていました。一度もリンリンを抱いた事も無く怖いとの言葉。食事も人間の食べているものがおいしいかと思ってやっていた。

センターの譲渡会の講習会を受けているはずなのに、このような状態です。いかに行政のやっている講習会、譲渡会が名目だけで実質が無いものかが分かります。地方のセンターのレベルの低さが浮き彫りされた事実です。

リンリンは不妊手術、フィラリアの予防もきっとされてはいないのでしょう。妹犬はやっと良い飼い主に巡りあえ本当にきちんと飼われています。再会したときリンリンは繋いであった雨でさびてきているクサリしかないのかそのまま連れられて、妹犬は赤いリードで川辺で再会しました。やはり姉妹は覚えているんですね。お互いに顔を舐め合っていました。

話題になったがために引き取り合戦にまでなったこの犬。しかし徳島県では1万頭の動物が1年間に処分されているそうです。またこの事件に便乗し「飼えなくなった犬を早く貰い手が出るように崖に置いたら落ちてしまった、どうしたらいいでしょう」というブログがありました。なんとひどい人間でしょうか?この「タロー」はどうなったのか心配です。日本中こんな事件はどこかで毎日おきているのでしょう。

犬を飼う事の知識があまりにも低い国。これが空前のペットブームという日本の現実でしょう。
[2007/09/22 17:13] | 気になること | page top
連絡先を着けることの重要性
連絡先を着けることの重要性
インターネットの収容犬情報を毎日見ています。どうして毎日毎日こんなにも多くの犬達が収容されて来るのでしょうか?1匹1匹何かを訴えているような目でこちらを見ています。何日か後にはガス室にいれられる運命を悟っているのか悲しそうに映っています。

東京都と同じ様な都会である札幌市の収容犬はトリミングされてリボンをつけているシーズー、まだあどけない子犬ー中犬のゴールデンなど、いかにも飼い主がいるような子達です。しかしいくら可愛がっていても、迷子になり飼い主が探し出してくれなければどの子達も同じ運命をたどります。首輪なしの小型犬、首輪が着いていたとしても名札鑑札などの連絡先が分かるものが何もついていないケースが殆どです。

自分の愛犬がいなくなるなんて夢にも思わないのが飼い主の気持ちです。しかし現実はこのように捨てられた犬ばかりではない迷子犬も沢山います。これからいつ地震が来るか分かりません、いつ大型台風に見舞われるか分かりません。そうなった時、なにも着いていないで飛び出した犬猫はどこに行ってしまったか2度と巡り会えない事になります。

今貴方は愛犬、愛猫に名札、鑑札がついていますか?もう一度確認してみてください。
[2007/09/21 05:56] | 放棄・虐待 | page top
羽田空港近隣での多頭飼い
7日は東京都動物愛護相談センター本所、羽田空港脇において、犬達を無責任に飼育「放し飼い」していた飼い主からの引き取り犬の団体譲渡の会合に参加いたしました。

16頭の犬達はみな、きちんと飼われていた訳ではないのでセンターの一般譲渡には向かないという事で団体に声がかかりました。子犬は殆どが引き取られることになりました。しかし成犬はかなりの時間をかけて家庭犬としての社会性を身につけなければなりません。この飼い主は犬を飼えないアパート住まいのため犬達を船の上で飼っていた。そういえば以前ワイドショーで放映していたのを見たことがありました。子犬がどんどん生まれて増えていってしまったらしい。このようなケースが今までも沢山あり、結局は不幸な犬を増やしてしまう結果になっています。

その飼い主は自分で飼える頭数は放棄しないとまだ7匹の犬達が残されています。大田区の区長さん?にお聞きしました。「今回の犬達の譲渡が済んでもまだ残されている犬の手術をしなければ、また増えてしまいます。今後の対応はいかがお考えでしょうか?」「とりあえず狂犬病の注射と登録をするように説得をしますが、大田区は犬の手術の補助金制度はないので、そこまではまだ決まっていません。」とのお答えでした。まず取り組むのは手術をさせる事ではないでしょうか?現に今センターに保護されているメス犬が妊娠しています。残りの犬の中にも妊娠している犬がいる可能性はあります。残りの犬は放し飼いなのでこの飼い主の協力がないと捕獲できないとのこと。

茨城県の石岡でもホームレスの夫婦が多頭飼いをし50匹の犬におからを食べさせているという情報が入ってきました。生まれても死んでいくから手術なんかしなくても良いとこれも無責任、無知な飼い主の為に悲惨な生活を強いられている犬猫がいます。不幸な命を無くすのは手術を受けさせる以外有りません。

各自治体ももっとこの件に関して真剣に考え対応して欲しいと思います。今日は12年前に当会より子犬を貰って下さったS様が1匹の子犬を再度引き取って下さいました。どうぞこの子の生涯をお願いいたします。

[2007/09/08 04:34] | 放棄・虐待 | page top
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